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土地が決まっているので、大きすぎる家は参考にならない
ファミリー。「中学生になった娘の成長の面からも、平屋では手狭でした」と夫。「両親の年齢も気になり、元気なうちに建て替えがしたかったですね」と妻も続ける。新築する3年ほど前から、休日などを利用して住宅展示場へ出かけていた。
「合計4カ所の住宅展示場へ行きました。建物はいいなと思うのですが、土地が決まっているだけに、大きすぎると感じて……」。なかなか工務店選びの決め手がなかった。
また「建て替えとなると、一旦みんなが家を出て生活しなければならないので、つい先延ばしになってしまった面もありますね」と夫。
そんな中、妻が、新築した友人から「スーモカウンターへ行くといい」と聞き、訪れることにした。
「私たちと親世帯の要望は、個々のプライバシーを大切にした二世帯住宅でありながら、つながりが感じられること。それぞれに来客があったときに、気兼ねなく過ごせるような住まいが共通する希望でした。ほかに、父と母は各部屋が6畳以上であることを望んでいました。また、床は無垢材(むく材)を使用したいと考えていました」と妻。
ほかに、家事動線やデザイン面についても配慮してほしいとアドバイザーに伝えると、自然素材の扱いが得意な6社を紹介された。
「6社中、5社が初めて聞く会社でした。帰宅後両親に話すと、『知らない会社ばかりだけれど大丈夫?』と心配されました」と妻。
Sさん夫妻が気になった5社へ、アドバイザーがアポを取り、後日2人で回ることに。初回に要望を伝え、2回目に各社からプランを出してもらった。
夫は「住宅展示場の大きく立派すぎる家とは違い、さまざまな提案があったので、5人それぞれのニーズに沿った家が見つかりそうだと感じました」と振り返る。
2社に絞ってから、プランを見比べ半年間悩む
Sさん夫妻からもさまざまなアイデアを出した。夫は、「自分たちの住まいは2階ですが、スーツを着るなどの朝の準備は1階で済ませて出かけたいと考えていました。そこで、出勤準備用のウォークインクローゼットが欲しいと思いました。他には個室が欲しいことと、中3階にパソコンスペースをつくって、吹抜けとつなげてほしいとお願いしました。それ以外は妻の好きなようにしてOKと伝え、信頼して任せていました」と話す。
仕事で忙しい夫をサポートするため、妻はインターネットで建築実例を調べたり、友人の家を参考にしたりして、プランを練った。「工務店が決まるまで、住宅展示場を含めたくさんの家を見ていたことも役立ちました。リビングの小上がりの和室は、他の家で見たアイデアです」と話す。
各社のプランを確認したSさん夫妻は、提案力の高い2社に絞り込んだ。「どちらもプランが良く、自然素材の扱いにも慣れている印象でした」と夫。
「2社に絞り込んでからはどちらの提案を選ぶか悩んでしまって、決めるまで半年くらいかかりました」と妻。
「建物を見学したとき、木の使い方がいいなと感じた1社は、私たちのアイデアを毎回必ずプランに盛り込んでくれました。もう1社も知識が豊富で、デザイン面で優れていると感じましたが、営業担当者と設計者の連携や、プランを相談しても実現が難しいと言われることが気になっていました」と話すSさん夫妻。


アドバイザーの一言に、背中を押されて決断
スーモカウンターのアドバイザーには、妻が電話で、進捗状況を毎回報告していたという。「話がうまく伝わらない会社には、アドバイザーさんが『こちらから話してみます』と言ってくれて、頼もしかったです」
最終2社で迷い、「ここまで迷うなら、どちらも違うのかもしれない。また新たな会社を紹介してもらおうか」と思い詰めた妻は、アドバイザーに意見を求めた。
するとアドバイザーは、「他の会社をご紹介することはできます。でも、ここまで打ち合わせを重ねてきて、答えは見えてきているのではないですか。新たにご紹介しても、Sさんは同じところでぶつかってしまうのでは。この2社から決めた方がいいと思います」と客観的なアドバイスで決断の後押しをしたそう。
「初めに木の使い方がいいと感じた1社への信頼を、電話で何度も話していたので、私の心が決まっていたことを、アドバイザーさんは見抜いていたようです。こちらに決めますと伝えると、納得の様子でした」
妻は、迷っていたもう1社に自分で断りの連絡を入れた。「アドバイザーさんからも連絡してもらえるのでしょうが、半年間、打ち合わせを重ねていただいた礼儀として」と振り返った。
過去の事例も見学して決めた納得の二世帯プラン
最終的に選んだ1社は、「自分たちのアイデアやこだわりに対して、決して否定をしなかった」とSさん夫妻は口をそろえる。
「スタッフは皆、ベテランだと感じました。実現が難しいアイデアには『こんな弊害が出るかもしれませんが、どうされますか』と判断を委ねてくれたのがうれしかったですね」と夫。
「過去に建てた二世帯住宅の住まいも見学させてもらいました。木の使い方などが参考になりましたが、それ以上に、今住んでいる家を見せてくれる施主さんがいるという、信頼関係がいいなと思いました」と妻。都合が合わなかった土日のオープンハウスも、Sさん用に別日を設定して見学させてくれた。
打ち合わせを重ね、親世帯は1階、子世帯は2階にそれぞれLDKをつくることで、お互いのプライバシーを大切にしながら暮らすことにした。
「2階のLDKから3階は吹抜けですが、実は1階から3階までの廊下も吹抜けになっているんです。二世帯で1階から3階の部屋までを吹抜けにしてしまうと、音が筒抜けで気兼ねしてしまいますが、『廊下だけ吹抜けにしてつながりを感じては』と、設計士さんが提案してくれたので」と妻。
客室としても使えるリビングの小上がりの和室や、3階の小屋裏部屋の夫の個室、中3階のパソコンスペースなど、多くの希望もかなえることができた。
思い出深い、マンションでの仮住まい
建て替え中の約9カ月間は、2世帯5人の仮住まいとして近所の2LDKのマンションを借りた。「荷物は最低限のものだけを持っていき、あとは親戚の家に置かせてもらって生活をしていました」と夫。
「9月から6月まで季節をまたいだので、衣替えの必要もありました。また、新居のために買った家具を親戚の家に置かせてもらうなどしていたので、完成して入居するときには、以前より荷物が増えていました」と妻。「コンテナではとても無理だったので、親戚の協力があったので助かりました。建て替え中の荷物をどうするかは、人数の多い二世帯住宅を建て替えるときの重要事項かもしれません」と夫も続ける。
「2LDKのマンションに二世帯。常に家族の顔が見えたので、あれはあれで楽しかったね」と顔を見合わせて笑うSさん夫妻。
5人が一丸となって臨み、長女が小学生のうちに、無事に建て替えが完了。長女は新居で卒業を迎えることができた。


木材を多用した清々しい家に親世帯も大満足
吹抜けと、木目を活かした梁が清々しいSさん宅のLDK。建て替えた新居の住み心地は、とても快適だという。「自分たちの希望がかなって使いやすいことはもちろん、高気密高断熱で、冬は暖かく夏は涼しいことに驚きました。吹き付けるタイプの断熱材の性能が高いようです」と夫。
「夏は、帰宅したらエアコンをつけたままだったのかと思うほど涼しいですよ。それに、やはり自然素材の床が気持ちいいんです。1階はヒノキ、2階はバーチ、寝室はウォルナット、主人の個室はスギで、素材や色を変えています」と妻。「建てた後も工務店さんのイベントに参加しています。当初は、知らない会社だけど大丈夫?と心配していた両親も、今では家のことはすぐに『工務店さんに聞いてみよう』と話すなど、信頼しきっています」。親世帯も大満足の様子だ。
スーモカウンターに関しては、「こちらにはない知識があって頼もしいですね。工務店を決めるまで、間に入ってくれたのがありがたかった」と夫。
妻も「スーモカウンターは、住宅展示場だけでは知ることができない会社がたくさんあることが良かったです。すでに友人に勧めていて、友人から『スーモカウンターに行ってよかった!』と言われています」と笑顔で話してくれた。
Sさん夫妻に二世帯住宅を建てる際のポイントを尋ねると「人数が多いと、その分要望も増えます。初めによく話し合い、それぞれの要望をまとめておくと、それに合う施工会社が選びやすくなるのでは」と答えてくれた。二世帯の意見をまとめ、建て替えという大仕事をやり遂げた、清々しい表情が印象的だった。
取材・文/倉畑桐子 写真/本美安浩
DATA
土地面積 | 158.64㎡ |
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延床面積 | 162.93㎡ |
建築費 | 3500万~4000万円以内 |
間取り | 7LDK+LDK |
世帯構成 | 夫(30代)、妻(30代)、長女(10代)、妻の両親(父60代、母70代) |
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