電話だけでも相談できて便利だったスーモカウンター
ちょうど子どもが生まれた時期に、それまで暮らしていた賃貸住宅の更新時期も重なり、いずれは欲しいと考えていた家づくりを真剣に検討しはじめたというUさん夫妻。お互いに一戸建てで育ってきたので、子育てするなら広い庭のある住まいが良いと考えていたそう。希望する土地は50坪以上、通勤1時間圏内、駅徒歩20分圏内でできればバス停の近く、近隣住戸と密集していないことなど。夫婦ともに関西の出身ではないため、エリアは特に決めていなかった。
「インターネットでどのくらいの予算で家づくりができるのかを調べたところ、中古リノベーションなら、自分たちの思うような住まいづくりができるのではないかと思いました。物件探しからワンストップでお願いできる大阪市内のリノベーション会社に問い合わせをし、話を聞きに行きました。でも、その会社はマンションのリノベーションを得意としているとのことで、私たちの希望条件で物件を探すのはかなり厳しそうでした」
どうしようかと悩んでいたとき、スーモカウンターを利用して家づくりをしたという友人の話を聞き、一度電話で相談してみることにしたという。
「子どもがまだ生まれたばかりで手がかかるときだったので、直接、店舗まで行かなくても電話だけで家づくりの相談ができたスーモカウンターはとても助かりました。予算的に中古物件を購入してリノベーションをするのが良さそうかなとは思っていましたが、スーモカウンターへお電話したときは、ローコストで注文住宅を手がける会社も含めて考えているとお伝えしました」
4社を紹介してもらい、そのうち2社との打ち合わせ日程を調整してもらって、話を聞きに行った。
「担当者はどんな人がいいかとスーモカウンターの方から要望を聞いていただいたので、同じような家族構成で同年代の方か、ベテランの方を希望しました」
結果、中古リノベーションも手がける会社の担当者は同世代。やはり、家族構成や生活環境が似ているからか、初めて会った感じがしないくらいすぐに打ち解けることができたという。一方、ベテラン担当者がついてくれたローコストで注文住宅を手がける会社では、耐震構造の説明をしっかりと丁寧にしてくれ、家を建てるために必要な申請から工事、生活に必要な設備はもちろん、保証やアフターサービスまですべてが標準装備になった価格の説明をしてくれた。
予算内で希望通りにできた中古リノベーションを選択
「両方の話を聞き、中古物件は本当に長く住み続けられるのか不安に感じ、私はやや注文住宅に気持ちが傾いていました」と夫。
「ただ、注文住宅はアフターサポートまでコミコミ価格のローコストで建てられる反面、予算を抑えるために選択肢が限られていて、好きな設備や仕様を選ぶとオプションになり、結局は価格が上がってしまうため、自分たちの好きなように建てるのは難しそうだったんです」と妻。
そこで、建築事務所に勤務する身内に相談したところ、「お金をかけるところにはきちんとかける方が、納得のいく家づくりができるはず。新しいものもいいけれど、中古物件でも躯体がしっかりした物件を選べば、内装にコストをかけることができ、思い通りの住まいになる」というアドバイスをもらったそう。
「そのアドバイスの言葉と、同年代でフィーリングの合った担当者の人柄が決め手となり、中古物件を購入してリノベーションすることに決めたんです。一戸建てのリノベーションを得意としている会社だったので、候補物件をすぐに4〜5件出してくださり、見学に行きました。その中から、角地で構造もしっかりとしていて、手を入れやすい間取りでオススメだと案内してもらった築33年のこの物件が気に入り、購入を決めました。まだ暮らしている状態で物件見学ができたのもよかったですね。見学にも立ち会っていただけたので、売主のお人柄もわかり、安心して購入できました」
しっかりとした躯体の中古物件を購入したため、屋根や躯体を補強する必要がなく、外壁の塗装だけ白から汚れが目立ちにくい色に変更。構造自体にコストがかからなかった分、内装リノベーションにこだわることができた。
「おうちノート」を書いて大事なことを忘れないように
4月末ごろにスーモカウンターに電話相談してから、ゴールデンウィークに2社との初回打ち合わせをし、その後トントン拍子に依頼先を決め、5月中には物件契約、7月にはリノベーションの本契約を結んだ。
「子どもが歩き出す前に完成するといいなと考えていたのですが、9月末に引越しができて、ちゃんと思い通りになりました。次の打ち合わせまでに決めないといけないこと、お金を用意するタイミング、書類の準備など、やることがたくさんありました。スケジュールや段取りを忘れないように『おうちノート』をつくってメモを残しておいた方がいいというアドバイスを営業担当の方からいただきました。なんでもノートに書くようにしたことで、スケジュール通りにきちんと進めることができましたね。家具や家電は以前の住まいで使っていたものがほとんどなのですが、大型テレビやお掃除ロボットなど、10月の増税前に買い足せたのもよかったです」と妻。
間取りは大きく変えずコストを抑え、デザイン性を重視
間取りを変更したのは1階のみ。大きな変更はなく、以前の間取りを活かしつつ、キッチンとリビングとの間の壁や和室の壁を取り払って、開放的なLDK空間に仕上げた。
「インダストリアルな雰囲気が好きなので、フローリングは少しアンティークな感じになるように塗装してもらいました。それに合わせて、以前から持っていたダイニングセットを自分で塗装しました。濃いブラウンにはネイビーが合うので、玄関の壁のアクセントクロスや、畳、ソファはネイビーで統一しています。キッチンのタイルは、『ちょうど在庫が合ったので』と、ご好意でとても良い雰囲気に施工してくださいました。一つ一つのもの選びの際も、たくさんあるカタログをただポンと渡すのではなく、私たちの好みに合う商品をある程度絞り込んでから渡してくださったので、迷いすぎることなく選ぶことができました。センスやお気遣いが本当に素晴らしく、お願いしてよかったなと思っています」
以前の庭は和風テイストで、松の木など多くの木々が生い茂っていたそう。しかし、Uさんは木々の手入れが苦手なため、手入れがしやすく虫もつきにくいと教えてもらったモミジ、モチノキ、ツバキ以外はすべて伐採してもらった。
「ほとんどの木を撤去してもらったので、スッキリとした広いお庭になりました。庭を囲う木製フェンスは、父が泊まりがけで遊びに来てくれたときにつくってもらいました。コンクリートの土台もつけてくれたので、しっかりしていて安心です。これから息子も大きくなっていきますし、夏にはお庭にプールを出して、BBQとかもしたいと思っているので、ウッドデッキもお願いしているんですよ。庭のある暮らしを、これから楽しんでいきたいと思っています」と笑顔で語るUさんだった。
取材・文/馬場敦子 写真/河原大輔
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土地面積 約256㎡ 延床面積 約117㎡ 建築費 物件価格:1600万円 リノベーション費用:1200万円 間取り 4LDK 世帯構成 夫(33歳)、妻(30歳)、長男(1歳)
Before
After
- スーモカウンターで受けたサービス
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カウンター店舗 スーモカウンター神戸三宮店 紹介された建築会社数 2社 受けたサービス 電話相談