鉄骨が安心?木の家じゃダメなの?素朴な疑問からスタート
家づくりを考え始めたHさんは、当時住んでいた岡山で、住宅展示場等をまわって話を聞くところからスタート。しかし、いくつかの会社をまわるなかで、素朴な疑問が生じたという。Hさんが訪れた展示場には鉄筋や鉄骨を使った家が多く、「強度の面からも、木造よりも安心ですよ」と強く勧められることがあった。「家と言えば木造だと思っていたのに『木造よりも鉄筋や鉄骨がいいの?』と、単純に疑問に思いましたね」。そこで疑問を解消するために足を運んだのが、CMなどで耳に残っていたスーモカウンターだった。
岡山にいながら、「広島で木の家を建てたい」と相談
「スーモカウンターでは、木の家と鉄骨の家の違いや、木の家の強度のことについても、わかりやすく解説してもらいました」とHさん。「木の家だから弱いわけではないと納得できて、安心しました」。次の問題は家を建てる場所。当時仕事の関係で家族で岡山に住んでいたHさんだが、「家を建てるなら妻の実家のある広島がいいと思っていました」。岡山の工務店を訪ねたときに、いずれも広島での施工は難しいと言われていたため、この問題も併せてスーモカウンターで相談。広島で条件に合いそうな会社を5社ほど提案され、さらに絞り込んで、直接話を聞いてみることになった。
カウンターからのアポイントで、効率よく広島の工務店を訪問
とはいえ、岡山から広島へ何度も出掛けるのは難しい。「スーモカウンターの方で、各社へのアポイント調整もしてもらえたので、1日3社とかの強行軍ではありましたが、問題なく回ることができました」とHさん。最終的には建てたい家のイメージや予算に見合い、「見学に行った建築現場が一番きれいだった」という会社に建築を依頼することに。「他の会社へのお断りの連絡もスーモカウンターからしてもらうことができたので、気持ち的にも楽でしたね」。数年前の土砂災害で平地の土地の人気が上がっていたため、難航すると考えていた土地探しも、タイミングよく妻の実家近くで見つけることができ、Hさんの家づくりは動き始めた。
共働きでも暮らしやすいように、家事動線と収納に注力
Hさんが家づくりで最も重視したのは暮らしやすさだ。現在、夫は単身赴任中。妻も仕事を持つなかで、家事をしながら子育てにも奮闘してくれている。だからこそ、家事のしやすい動線設計や、スムーズに収納ができる十分な容量の収納計画は大事にしたという。キッチンから水まわりへの動線はもちろん、2階のバルコニー手前には、雨の日にも洗濯物を干せるスペースを確保。バルコニーは南面一杯に広げ、布団も干しやすいように配慮した。キッチンについても、ゴチャつきがちなシンクまわりがリビングから見えないように、立ち上がりの壁を高めに設計し、においや油跳ねが気になるコンロまわりは、あえてフルオープンにはせず壁を設けた。「背面収納やパントリーもあり、収納量にはまだまだ余裕があります」と妻も笑顔だ。
時を重ねても家族の笑顔が集う、明るい住まい
「将来のことも考えて家づくりをしました」という通り、子どもたちが大きくなったら、2階の子ども部屋で過ごす時間も増えるが、リビングインの階段なので、帰宅したら必ず顔を合わせる。宿題をチェックしないといけないときは、キッチン脇のカウンターで勉強できる。もっと先の未来に、階段の上り下りがきつくなったら、ベッドを1階の洋室に置いて1階で過ごせばいい。それでも何より、「今は、家に帰るのが楽しみ」という夫。自宅に戻ってくる週末には、リビングに響く子どもたちの笑い声。ダイニングに座ってコーヒーを飲んだり、洋室で子どもたちと一緒に遊んだり。キッチンで家事をする妻とも他愛もない会話を交わしながら、穏やかな時間が過ぎていく。
結婚前にも広島に住んでいたという夫。広島で家を建てて、「帰ってくる場所ができた」と笑顔をみせる。「転勤族なので、僕はすぐに広島には戻れませんが、この家でゆっくり暮らせる日が来るのが楽しみですね」。この家に引越してからさらに元気があふれている子どもたちを横目に、そう遠くない未来に、思いをはせるHさんだ。
取材・文/西村祥子 写真/古石真由弥
- DATA
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土地面積 約146㎡ 延床面積 約121㎡ 建築費 2500万円台 間取り 4LDK 世帯構成 夫(30代)、妻(30代)、長女(5歳)、長男(2歳)
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