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【間取り実例】延床面積30坪の家を建てるならどんな間取りがいい?費用相場も解説

【間取り実例】延床面積30坪の家を建てるなら間取りがいい?費用相場も解説

延床面積30坪の家を建てる際、どのような家になるのかイメージするのは難しいものです。しかし、あらかじめ希望する広さで間取りのイメージができていれば、部屋数や収納の広さ、吹抜けの有無など、具体的なアイデアを考えやすくなります。ただし、実物を見て決めるわけではないため、住まいのイメージづくりは簡単ではありません。

そこで今回は、オガワホームASの今井文雄さんと長美津雄さんにお話を伺い、延床面積30坪に適した間取りのアイデアを紹介します。費用相場やおしゃれに見せるポイント、実例についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

30坪の家の広さはどれくらい?

まず、30坪とはどれくらいの広さなのかを確認しておきましょう。

1坪 は 約 3.3 m2なので、30坪はm2数に変換すると99m2になります。数字でイメージしづらい場合は、柔道の公式試合に使用される試合場1つ分が約100 m2なので、30坪はそれくらいの広さをイメージするとよいでしょう。

また、1坪は畳の広さで換算すると約2畳にあたるため、30坪全面に畳を敷いた場合は、だいたい60畳分くらいの広さになります。

30坪に相当する柔道の試合上の写真

30坪は柔道の公式試合に使用される試合場1つ分の広さ(画像/PIXTA)

30坪の家の間取りの目安

延床面積30坪の住宅は、15畳〜20畳程度のリビングがある、3LDK〜4LDKの間取りにするのが一般的です。

なお同じ延床面積30坪でも、2階建てにすると階段やホールに4〜5畳ほどの面積が必要になり、部屋に使える面積は狭くなる点は理解しておきましょう。

30坪の家に必要な土地の目安

30坪の家に必要な土地の面積は、家を建てる土地の建蔽率と容積率によって異なります。

建蔽率とは、「敷地面積(建物を建てる土地の面積)に対する建築面積(建物を真上から見たときの面積)の割合のことです。対して容積率は、「敷地面積に対する延床面積の割合」を指します。

例えば建蔽率40%、容積率100%の土地に建築面積30坪の平屋を建てるのであれば、必要な土地の面積は30坪÷40%で約75坪の土地が必要です。

同じ土地に建築面積15坪の総2階建てを建てるのであれば、必要な土地面積は15坪÷40%で37.5坪でよくなります。

ただし実際に必要な土地の面積は、駐車したい車の台数なども考慮する必要があるので、上記はあくまで目安とするようにしてください。

30坪の家を建てるメリット

厚生労働省の「令和5年度住宅市場動向調査」によると、新築の注文住宅の延床面積は116.2m2(約35.2坪)です。30坪はこの平均よりもやや小さい面積になりますが、30坪台ならではの家を建てるメリットがあります。そのメリットは以下のとおりです。

回遊動線がある

延床面積30坪であれば、ある程度の広さを確保できるため、回遊動線がある家を実現しやすくなります。例えば、キッチンを中心に水回りを配置し、移動しやすい動線をつくることで、家事の効率が向上します。また、対面キッチンを採用することで、配膳や片付けがスムーズにできるようになり、より快適な暮らしが実現できます。

特に、朝の出勤・通学前はキッチンや洗面所に家族の動線が集中するため、回遊性が悪いと家の中の移動がスムーズにできなくなります。しかし、30坪の広さがあれば、複数の出入口を設けたり、適度なゆとりを確保したりすることが可能です。そのため、無駄な動きを減らし、ストレスなく移動できる間取りを考えやすいでしょう。

建築コストを抑えられる

30坪の家は全国平均と比べてコンパクトなため、建築費用を抑えやすい傾向にあります。一般的に建築費用は坪単価で計算されるため、延床面積が1坪違うだけでも費用に影響を与えます。特に、坪数が増えるほど総額は高くなりやすく、大きな家を建てるほど建築コストも上昇します。

ただし、住宅の仕様や依頼するメーカーによって、実際のコストは大きく変わる点には注意が必要です。希望する予算内で家を建てられるかを事前に想定し、建築会社と相談しながら、安全かつコストバランスの取れたプランを考えていきましょう。

適度な収納スペースを設けられる

30坪の家であれば、適度な広さを確保しながら収納スペースを設けることが可能です。各部屋にクローゼットや押し入れなどを設置し、必要なものだけを収納できる空間をつくることができます。特に荷物が多くない場合、無理に広い収納を設けなくても、適度なスペースがあれば十分に対応できるでしょう。

また、工夫次第で限られたスペースでも収納を確保できます。階段下や床下など、活用しにくい空間をうまく利用することで、収納スペースをさらに拡張できるでしょう。

30坪の家を建てるデメリット

30坪の家には多くのメリットがありますが、デメリットもあることを理解しておくことが大切です。ここでは、事前に知っておきたい注意点について解説します。

移動スペースと家族スペースのバランスが難しい

30坪の家は回遊動線に優れている一方で、移動スペースと家族が快適に過ごす生活スペースのバランスを取るのが難しいというデメリットもあります。回遊動線を意識した間取りにすると、通路面積が増えるため、居室の有効スペースや家具を配置するためのスペースが圧迫される可能性があります。

また、回遊性を優先しすぎると、本来確保できるはずの個室が十分につくれなくなることも考えられます。動線だけに注目せず、家族が快適に暮らせるスペースを確保できるかどうかを意識しながら、バランスの取れたプランを検討することが大切です。

大きな収納スペースの設置は難しい

30坪の家では、大きな収納スペースを確保するのが難しい点がデメリットとして挙げられます。例えば、ウォークインクローゼットや土間収納などを設けるには広いスペースが必要です。そのため、これらを設置すると、各部屋の面積が削られ、居住空間の快適性が損なわれる可能性があります。場合によっては、計画していた部屋を1つ減らさなければならないこともあります。

大きな収納を確保したい場合は、1室を収納専用の部屋として活用する方法も選択肢の1つです。また、デッドスペースをうまく活用することで、限られた面積の中でも十分な収納スペースを確保できます。

30坪の家を建てる際の費用相場

延床面積30坪の家を建てるときの、建築費用と土地費用の相場はどれくらいなのでしょうか。

建築費用の相場

家の建築費用は、「建てたい家の延床面積 × 坪単価(1坪あたりの建築費)」で概算できます。

住宅金融支援機構が公表した「2023年度 フラット35利用者調査」によると、注文住宅の住宅面積から割り出した坪単価の全国平均は約107万円です。これをもとに、延床面積30坪(約99m2)の家を建てる場合の建築費用を算出すると、以下のようになります。

延床面積30坪の家を建てる場合の建築費用(概算)
30坪 × 約107万円 = 約3210万円

延床面積30坪の家を建てる場合、建築費用の目安は約3210万円と試算されます。ただし、家のグレードや建築会社によって坪単価は変動するため、実際の建築費用には幅があります。

そのため、希望する間取りや仕様を予算内で実現できる建築会社を選ぶことが重要です。

土地費用の相場

家と一緒に土地を購入する場合、総予算は「土地代 + 家の建築費」となります。土地に費用をかけすぎると、家にかけられる予算が限られてしまうため、バランスを考えることが重要です。理想の家を建てるためには、土地代と建築費のバランスを意識しながら計画を立てましょう。

「2023年度 フラット35利用者調査」によると、全国の土地代の平均は約23万8000円/坪です。ただし、土地価格は地域によって大きく異なります。首都圏や近畿圏では全国平均を上回る傾向があり、一方で東海圏やその他の地域では全国平均を下回る傾向があります。

地域 土地付き注文住宅の土地取得費(平均)
全国 約23万8000円/坪
首都圏 約46万9000円/坪
近畿圏 約37万6000円/坪
東海圏 約19万8000円/坪
その他の地域 約12万円/坪
※「2023年度【フラット35】利用者調査」を参考に土地取得費を敷地面積で割り算出

延床面積30坪の家を建てるのに必要な土地の広さは、建坪や駐車場の有無などによって異なるため、一概には決められません。

例えば、40坪の土地を購入する場合、全国平均の土地価格(23.8万円/坪)で計算すると、40坪 × 23.8万円 = 約952万円 となります。ただし、実際の土地価格はエリアや条件によって異なるため、最新の実勢価格や相場価格を確認することが重要です。不動産情報サイトの相場ページを活用すると、価格の目安を把握しやすくなります。例えば、SUUMOの土地相場ページでは、地域ごとの土地相場を調べることができます。

また、ハウスメーカーや工務店の中には、土地探しからサポートしてくれる会社もあります。必要な土地の広さや条件についても相談しながら、最適な選択をすることをオススメします。

SUUMOの土地相場ページはこちら→
【SUUMO】全国の土地価格相場情報を調べる

ハウスメーカーや工務店に土地探しを依頼するポイントなどについて詳しくはこちら→
土地探しは、工務店やハウスメーカーに依頼できる?依頼時のポイントやメリット・デメリットを解説!

30坪の家をおしゃれに見せるポイント

それでは30坪のおしゃれな家を建てるための工夫を今井さんと長さんに聞いてみましょう。 2人とも、「おしゃれな家を建てるにも、まずは実用性を重んじる必要がある」といいます。延床面積が広ければ、デザイン面においても余裕を持った設計ができますが、延床面積30坪だと、家族にとって必要な機能から優先して確保していく必要があるからです。

「制約がある中で空間を活かした設計を工夫することが、おしゃれな家づくりにつながります。そのためには、細かい情報を含めてお施主さまのご希望をしっかり聞いて優先順位をつけていく必要があります。施主さまが“こだわる”点は特に大事にしています」(長さん)

「例えば、密集地などの制約がある場合、隣家の状況等を確認して採光の確保のために天窓等を設け、吹抜けのある家にする。また、階段のスペースを有効活用するために中2階のフロアをつくり、階段裏収納上部に書斎等を設ける。ご家族がアレルギー体質であれば壁材にこだわる。そのように実用性を追求したら、結果的に『おしゃれなのに実用性も兼ね備えた満足度の高い家ができた』と喜んでいただくことが多いです」(今井さん)

そのうえで、2人に延床面積30坪の家を建てる際の間取りの工夫のポイントを聞きました。

密集地では天窓や2階リビングで採光を確保

「都心近郊には密集地も多く、採光が難しいケースが少なくありません。その場合、天窓をつくることはオススメです。天窓が複数あると時間の経過によって太陽の向きが変わっても光を取り入れやすくなります」(今井さん)

また密集地では、2階にLDKを置いて、側面の窓から採光を確保する方法もあります。2階リビングの前にバルコニーを設けると、さらに開放感を高めることが可能です。また2階リビングにすると1階部分に個室を設けることになるので壁や柱が多くなり、耐震性が高まることもメリットです。

天窓の写真

住宅が密集しているような土地では採光が得られにくいことが多いため、複数の天窓をつくることが有効(画像/PIXTA)

天窓についてはこちらの記事でも紹介しています。

もっと詳しく
天窓(トップライト)のメリット・デメリット 高窓(ハイサイドライト)との違いは?

屋根裏部屋・ロフトをつくる

「屋根の勾配をそのまま活かして屋根裏部屋を設けると追加のスペースを確保できます。収納にもいいですし、ロフトにして天窓・小窓等をつければプラスアルファの空間にもなります。換気と断熱には気をつけましょう」(長さん)

小屋裏収納やロフトを設けると、広い収納を確保できるので、住まいに必要な空間を広く取れるようになるのがメリットです。

一方、小屋裏収納やロフトへの行き来がハシゴでしかできない場合、重い荷物の上げ下ろしなどが難しく、結局使わなくなってしまうことも。自治体によっては固定階段の設置が認められるケースもあるので、可能な場合は固定階段を検討することをオススメします。

ロフトの写真

収納スペースとしてはもちろん、窓から光を取り入れて子ども用の空間活用も(画像/PIXTA)

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ロフト部屋を設けるメリット・デメリットとは?レイアウト例も紹介【画像付き】

スキップフロアを取り入れる

スキップフロアとは、フロアの階層が上下いずれかに半階ずれた空間のことです。1階と2階の間に中2階をつくったり、1階から半階地下にずらしてダウンフロアにすることもあります。

スキップフロアは間仕切り壁や扉がないので、開放的でおしゃれな空間になるのがメリットです。スキップフロアの階段下を収納にすれば、収納スペースを増やすコトも可能です。

一方スキップフロアにすると、各階の床面積が狭くなり、個室数や部屋の床面積に制限が出る可能性があります。階段の上り下りが増えることから、バリアフリーを実現できない点も理解しておきましょう。

スキップフロアについてはこちらの記事でも紹介しています。

もっと詳しく
スキップフロアや畳コーナーのある家。子育てから介護まで多目的な活用事例を紹介!

引き戸を使って間取りを変える

部屋を仕切るときには、壁をつくり開き戸(ドア)を設けるのが一般的です。そうするとそれぞれの部屋を完全に独立できますが、柔軟に部屋を使うことはできなくなってしまいます。

部屋を自由に、有効に利用したいと考えるなら、引き戸を活用すると効果的です。引き戸にしておけば、開け放して開放的な空間を楽しみつつ、必要なときには部屋を仕切って使えるようになります。

照明を工夫する

おしゃれな空間にするには、照明も重要な役割を果たします。

照明には、シーリングライトやダウンライトのように部屋全体を均一に照らす「全般照明」と、フロアスタンドやペンダントライトなど部分的に照らす「局部照明」があります。

全体照明は部屋全体を明るくできますが、それだけだと単調になります。そこに局部照明をプラスすれば、空間に光の強弱を生み出し、奥行き感があるおしゃれな空間を演出できます。

照明の種類や選び方のポイントはこちらの記事で紹介しています。

照明の種類についてもっと詳しく
照明でおしゃれなインテリアを演出!照明の種類や空間別の選び方のポイントを解説

寝室の照明の選び方についてもっと詳しく
理想の寝室を演出したい! 建築のプロが勧めるライトの選び方

30坪の家の間取りのポイント

これまでに紹介したポイントを踏まえ、30坪の家を建てる際にどのような間取りがあるのか、今井さんと長さんにポイントを伺います。

家族構成から考える

延床面積30坪の家は、3LDKだと夫妻と子ども1人がそれぞれ個室を持つ3人家族、あるいは夫妻が寝室を共有し、2人の子どもがそれぞれ個室を持つ4人家族が暮らすイメージです。部屋野広さは、LDKが18畳〜20畳、8畳の個室1部屋と6畳前後の個室2部屋ほどになるでしょう。

4LDKだと、4人家族がそれぞれ個室を持つ、3人家族の個室+和室や書斎、ゲストルームを設けるなど、いろいろなパターンが考えられます。部屋の広さはLDKが16畳〜18畳、4.5〜6畳の個室が3部屋、リビング横に4.5畳の和室のイメージです。

なお2世帯住宅を考える場合、30坪は親世帯1人、子世帯3〜4人の分離型の二世帯住宅がなんとかおさまる広さです。ただし理想的には二世帯住宅にするなら最低でも40坪程度は必要なので、余裕のある空間にはできないでしょう。

生活動線・家事動線を考える

延床面積30坪の家では、生活動線や家事動線をよくすると暮らしやすくなります。

具体的には、キッチンや洗面脱衣所などの水回りを1カ所にまとめ、できるだけ短い移動で行き来できるような間取りを検討しましょう。特に洗濯は洗う、干す、取り込む、たたむの一連の流れがスムーズに進むような動線だと便利です。

また玄関からリビングを経由せず直接キッチンへ行ける動線があると、買い物時に便利です。家の中に複数の動線を設け、行き止まりにならないよう回遊性を高めておきましょう。

二世帯住宅のイメージ

延床面積30坪で二世帯住宅にするには工夫が必要(画像/PIXTA)

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回遊動線の間取りにするには? 失敗や後悔しないためのポイントを紹介

収納スペースをつくる

収納が少ないと部屋にものがあふれてしまうので、収納スペースの確保も重要です。紹介したように、小屋裏やロフトを設けると、床面積を専有せずに収納スペースを増やせます。

「屋根裏部屋もそうですが、屋内に有効な収納スペースを取れそうな場所を見つけて確保します。特に階段はデッドスペースになりやすいので、収納やトイレなどを有効に設けます。玄関の土間から居室に向けて階段をつくり、土間と床との間のスペースを収納に使う、といった工夫もあります」(長さん)

階段下収納の写真

季節に合わせた家電から毎日使うような掃除機などの収納に重宝する(画像/PIXTA)

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狭い家でもたっぷり収納!狭小住宅で広い収納スペースを確保するアイデアや工夫とは?

圧迫感をなくす工夫をする

延床面積30坪の家の間取りを考えるときには、できるだけ開放的な空間になることを意識して、圧迫感をなくす工夫が大切です。

特にリビングは過ごす時間が長いので、ロフトをつくるスキップフロアにすると開放感を高められます。また物理的に空間を広げるだけでなく、壁紙は視覚的に広く見える膨張色を選ぶ、家具は背の低いものを配置するなどの工夫でも、圧迫感を減らすことは可能です。

部屋同士の生活音に配慮する

延床面積30坪で3LDK、4LDKなどの間取りにすると、部屋同士の距離が近くなる傾向があるため、音への配慮も必要です。

例えば個室と個室の間はクローゼットを設けると、互いの生活音が聞こえにくくなります。また音は上から下にも伝わりやすいので、子ども部屋の下は客室にしないよう配慮するとよいでしょう。

ビルトイン・ガレージを設ける

「ガレージの敷地が取れないなら、家屋部分の一部をビルトイン・ガレージにしてもいいでしょう。ただし、壁が少なくなる分、耐震面で弱くなりますので設計時には注意が必要です。壁がなくても丈夫な『門型フレーム構造』などもあるので、建築士とよく相談してください」(今井さん)

ビルトインガレージの写真

自宅と駐車スペースが直結しているというのも高い利便性(画像/PIXTA)

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【実例あり】ガレージハウスの魅力とは? クルマ好きが憧れる住まいのポイント

新築で30坪の家を建てた先輩の間取り成功例を紹介

延床面積30坪の家の実例を紹介します。

【case1】約31坪|デザインにこだわり、動線を意識した約32坪の土地での家づくり

「いつかは家を建ててみたい」という漠然とした思いが前々からあった大阪府のMさん(夫、妻、子ども2人)。家事がラクになるように、段取りしやすい動線を意識した家をつくりました。屋内はコンパクトな4LDKにして車2台分の駐車スペースも確保しています。

Mさん宅の間取図/注文住宅実例

家事動線を意識した、4LDKのコンパクトな間取り(図/SUUMO編集部作成)

Mさん宅の外観/注文住宅実例

約32坪の土地に車2台分の駐車スペースを確保している(写真/河原大輔)

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デザインにこだわったわが家完成までの道のりは、楽しくてワクワクすることばかりだった

【Case2】約25坪|吹抜けで採光を確保!都心の約30坪の旗竿地に建てた2階建て

「都心に住むなら家賃を払うのも住宅ローンを返済するのもあまり変わらない」と考え、約25坪の旗竿地を購入したHさん。吹抜けのリビングにオープンな階段を設けて採光を確保することで、都心の旗竿地とは思えない明るさと開放感あふれる家づくりに成功しました。

Hさん宅の間取図/注文住宅実例

屋上には大勢でバーベキューを楽しめる広さのルーフバルコニーを設けた(図/SUUMO編集部作成)

Hさん宅の注文住宅実例

開放感のある吹抜けには複数の窓を配置して、多くの自然光を取り入れられるようにした(写真/上條泰山)

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都心の旗竿地でも吹抜けの階段で明るく。空間ごとに壁紙を変えた個性的な住まいに 

【Case3】約30坪|勾配天井の高さを活かし広々としたLDKを確保!約30坪の土地に建てた2階建て

駅から徒歩10分で通勤の利便性がよいのに、変形地のため割安な土地を見つけて2階建ての家を建てたIさん夫妻。21畳あるLDKは、切妻屋根の勾配を活かして天井を高くしたのでより広々として見えます。

Iさん宅の間取図/注文住宅実例

将来母親を迎え入れられるよう、洗面・トイレ浴室は1階にまとめた(図/SUUMO編集部作成)

Iさん宅の注文住宅実例

白い壁に焦げ茶の見せ梁(はり)が映えるリビングは、勾配屋根で天井が高く開放感がある(写真/河原大輔)

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テーマは「ぬくもりを感じる居心地の良いカフェ風の住まい」 

【Case4】約29坪|リビングはくつろぎを重視!回遊性が高く水回り動線がいい家

共働きのFさん夫妻が土地探しでこだわったのは通勤しやすい駅からの立地。約3年の時間をかけ、スーモカウンターで紹介された会社から提案された土地に家を建てました。建物がない南側の日当たりの良さを活かし、1階のLDKを広く確保して南、東、西の3方向から光が入るように窓を設置しました。洗面所、ランドリールーム件脱衣所、浴室は2階にまとめ、ランドリールームはバルコニーにつながる動線にすることで、洗濯導線もスムーズになるように工夫されています。

Fさん宅の注文住宅実例

水回りの動線を2回にまとめることで家事動線もスムーズに(図/SUUMO編集部作成)

Fさん宅の注文住宅実例

L字型のローソファーは背が低いので、空間が広く見えるのもメリット(写真/Fさんご本人)

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土地探しに約3年、あきらめかけた夫婦がプロを頼り理想の家を実現

【Case5】約30坪|吹抜けのあるリビングは開放感抜群!3重サッシで断熱性が高い家

お子さんの誕生を機に子育てしやすい環境を求めて家づくりを始めたご家族。リビングに吹抜けを設けたことで、圧迫感がない開放的な空間を実現しました。吹抜けがあると冬は寒くなるように思いますが、断熱性と気密性が高いので、2月でも暖房がいらないほど暖かいです。

注文住宅実例

1階に家族全員の衣類を収納するファミリークロークを設置。洗面・浴室と隣接しているので使い勝手も抜群(図/SUUMO編集部作成)

注文住宅実例

リビングの上が吹抜けになっているのに加え、壁が膨張色の白なので、より広く感じられる(写真/片山貴博)

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駅遠ながら住環境を優先。吹抜けのリビングを2歳の娘が干し芋を持って走り回る“圧迫感”がない家

【Case6】約33坪|使いやすく家事がしやすい回遊動線を実現した家

Nさんは、妻の妊娠をきっかけに中古マンションを売却し、注文住宅を建てることを決意しました。高断熱で次世代の省エネ基準にこだわり、建築会社を選定。冬でも暖かく、光熱費を抑えた快適な住まいを実現しました。

間取りを考える際は、マンションで感じていた不便を解消することを意識。特に、妻の希望で家事のしやすさを重視し、回遊動線を取り入れました。玄関ホールからLDK、洗面所までをスムーズに移動できるよう設計し、キッチンから各部屋への移動距離を短縮。家事効率の良い間取りになっています。

注文住宅実例

対面キッチンのカウンター下も収納として活用(写真/ご本人)

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マンションを売却し、高断熱・ZEH基準の住宅に住み替えるまで

【Case7】約32坪|ワークスペースや家事がラクになる間取りを重視したホテルライクな家

結婚後、アパートで新生活をスタートしたNさんご夫妻は、理想的な土地が売り出されたことをきっかけに注文住宅を建てることを決意しました。ご夫妻が好きなテーマパークのオフィシャルホテルをイメージし、ホテルライクなデザインを目指しました。

在宅ワークが多いため、ワークスペースの充実と家事のしやすさを重視。LDKと2階にワークスペースを設け、コンセントやLANケーブルの差込口を配置することで、仕事に集中しやすい環境を整えました。また、キッチンの裏手には脱衣室とランドリースペースを設置し、効率的な家事動線を確保。コンパクトながら快適に過ごせる間取りを実現しています。

注文住宅実例

夫妻が同じ空間で在宅ワークに集中できるLDK(写真/本美安浩)

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憧れの空間をローコストで実現。家事ラク間取りもうれしい住まい

【Case8】約32坪|板張りと人工芝の2つの中庭がある家

Mさんご夫妻は、賃貸マンションに住んでいましたが、子育てには手狭だったため、注文住宅を建てることを決意しました。夫妻それぞれの実家が庭付きの一戸建てだったこともあり、庭のある家に憧れを抱きながら家づくりを進めました。

そんなMさん邸のこだわりは、板張りと人工芝の2つの中庭。板張りの中庭は、大きな洗濯物を干すスペースとして活用。また、椅子とテーブルを置いて、日差しを浴びながら朝食を楽しむこともあります。一方、人工芝の中庭は、子どもの遊び場として役立ち、水遊びができるスペースにもなっています。

注文住宅実例

板張りの中庭で遊ぶ子どもの姿を見守れるキッチン(写真/片山貴博)

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板張りと人工芝の中庭で水遊びをする子どもをキッチンから見守れる家

スーモカウンターでできること

これまで見てきたように、30坪の家を建てる際には、家族にとって必要な機能を優先させ、その坪数内で屋根裏部屋や階段収納などの空間を活用することが間取りの工夫のポイントになりそうです。土地もあわせて購入するときには土地探しから依頼できる建築会社を探すと、予算のバランスを取りながら効率的に家づくりを進められます。

注文住宅の新築・建て替えをサポートしているスーモカウンターでは、家づくりの不安を解決できる無料講座や、アドバイザーに悩みを相談できる無料の個別相談などを実施しています。個別相談では予算や希望条件の整理、建築会社の紹介など、注文住宅を建てる際のあらゆる不安について、知識と経験のある専任アドバイザーに無料で何度でも相談できます。

延床面積30坪でどんな家を建てるか迷っている人は、スーモカウンターを活用して、家づくりの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

取材協力/オガワホームAS株式会社
取材・執筆/佐藤カイ(りんかく)、SUUMO編集部

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