大阪在住ながら、遠く離れた九州で家を建てることになったYさん夫妻。遠隔地からのハウスメーカー選び&土地探しをどのように進めたのか? 相談開始から11カ月というスピードで理想の住まいを完成させるまでのプロセスを伺った。
初めての家づくりなのに、リモートで相談?さぁどうする?
家族4人で大阪に住んでいたYさんファミリー。長女の小学校入学を機に家を持つことを考え始めたものの、Yさんは将来的には転勤の可能性もある。子どもが成長して進学を検討する年頃になれば、家族そろって転勤について回るのは難しくなるかもしれない。そこで、Yさんが単身赴任になることも視野に入れ、2人の実家に近いエリアに居を構えることにしたという。
「まずは、土地探しから、と考えましたが、初めてのことで何をどう調べていいのかわからず、困ってしまって……。次にネットでハウスメーカーを検索し始めると、スーモカウンターの広告が表示されるようになったんです。近所のショッピングモールにもスーモカウンターがあるのは知っていたので、『こういうところで相談してもいいのかも』と思い、まずは代表の問い合わせ番号に電話をしてみたんです。
『今住んでいるのは大阪ですが、福岡県南部エリア周辺で家を建てるにはどうしたらいいんでしょう?』と伝えると、希望エリア最寄りのスーモカウンターにつないでもらえました」
希望エリアに分譲地を持つハウスメーカーとマッチング
Yさん夫妻の土地探し&家づくりのサポートを引き受けたのは、希望エリアの住宅事情に詳しいスーモカウンター。「アドバイザーさんが電話をくださって、1時間ほど、希望するエリア、どんな家を建てたいかなどじっくりヒアリングを受けました。そのときに、収入に占めるローンの割合など、予算の考え方についてのアドバイスもいただきました」
Yさん夫妻が「立地は最寄駅から徒歩20分以内。リビングは広めの間取りで、庭づくりもしたい」という要望と予算をスタッフに伝えたところ、4つのハウスメーカーを紹介してもらうことになった。
「4社から連絡を受け、テレビ電話で面談をしました。そのうち、具体的な土地の提案と、間取りなどのプランについても会話ができた2社に絞って相談を進めることにしました」
そのうち1社からタイミングよく、希望を満たす立地にある2つの分譲地を紹介されたYさん夫妻。現地を見るタイミングはなかったものの、2人の地元に近く土地勘のあるエリア。両親に見に行ってもらったり、その近所に住む両親の知人から情報をもらったりしながら検討を重ねたそう。
「ハウスメーカーの方が駅から土地まで歩いた動画を、昼と夜の様子をそれぞれ撮って送ってくださったのも参考になりました。最終的に、JRの駅に近く、広さと金額を考慮して、この場所を選びました。土地情報を得てから1~2週間ほどで、『この土地ならこんな間取りで家を建てられる』と具体的なプランを提示してもらえたことも決め手となり、その会社に家づくりをお願いすることにしました。営業さんとの相性も良かったのかもしれませんが、スムーズにコミュニケーションが取れたことも決断の後押しになりました。
土地紹介から本契約まではスムーズに進み、その後は福岡の担当者が数回、大阪の拠点まで出張してきてくれて、集中して打ち合わせを行いました」
シンプルで飽きがこない、収納たっぷりで片付けやすい家
「スタンダードな家」。それがYさん夫妻の掲げたテーマ。「飽きがこず、長く使えるものがいい」というのが2人の共通した価値観だったという。間取りは1階に広いLDK、2階に3つの個室を備えたオーソドックスな3LDKで、白を基調としたシンプルなインテリア。その代わり、いつも整理整頓が行き届くように、収納プランにはこだわった。
「以前は賃貸アパートに住んでいたのですが、収納はあるけれど奥行きが足りなかったり、変なところに棚板がついていて思うように収納できなかったりすることに不便を感じていました。家を建てるにあたっては、収納をつくると決めた場所では天井まで収納として使えるようにして、棚の配置や高さを調整できる可動式にしました」
大きな吹抜けや、リビングと個室がゆるやかにつながる開放的な間取りもあえて回避。
「以前の住まいは、LDKと個室を隔てる廊下がない間取りだったのですが、部屋が全部くっついているためダイニングの食事のニオイが家全体に広がってしまうことがあって……。だから、新居では吹抜けにせず、階段の入口にはドアをつけました。
吹抜けがなくてもリビングは十分広いし、日当たりもいい。アパートに住んでいた頃は日中も照明が必要でしたが、今は自然光で過ごせるし、窓の位置やサイズも隣の家とも視線が合わないように工夫してもらったので居心地がいいんです」
賃貸時代の不満を解消すべく、自分たちの家での過ごし方を見つめ直して練り上げたプランは、理想形に仕上がった。
住み始めて良さを実感した奥行きのある玄関と旗竿地の庭
住んでみて良さを実感しているというのが、奥に長く広い土間のある玄関。
「ハウスメーカーの提案でこの形になったのですが、すごく便利。奥行きがあるので、家に上がるときに渋滞しないし、特に雨の日は、まずはみんなで家の中に入ってから、ゆっくり濡れた靴や衣類を脱ぐことができるんです。
土間の奥のシューズクロークにはバーベキュー道具やベビーカーなどの大きなものを収納できるし、リビングの入口にある収納にはランドセルやバッグ、冬物アウターなどを置くようにしています」


Yさんの家は、道路に接している出入口部分が細長い、いわゆる「旗竿地」にある。この選択も結果的に良かったと振り返る。
「道路に面した庭だと子どもだけのボール遊びは心配ですが、この庭ならボール遊びも、飛ばしたシャボン玉を追いかけても心配がありません。以前は公園に行かないと外遊びができなかったけれど、家の前で遊べるようになって子どもたちも喜んでいます。今後は家族で庭づくりも楽しみたいと考えています」
信頼できるハウスメーカーとの出合いで安心して進められた
スーモカウンターへの相談から入居までの期間はなんと11カ月。大阪に居るYさん夫妻が、遠く離れた九州に理想の家を建てることができたのはなぜか?
「最初にスーモカウンターで候補となるハウスメーカーを絞り、適切な会社を紹介していただけたのが良かったです。初回ヒアリングでスタッフさんに伝えたことをハウスメーカー側にも共有してもらえていたので、面談もスムーズに進められました。現地に足を運べず、遠隔地から相談したいという人にもおすすめできます。
もう一つ良かったことは、他社への断りの連絡を代わってやってもらえたこと。ハウスメーカーとの面談後の感想を聞いてくださって、4社から2社を選び、最終的に1社に絞るまで状況を把握して、各社に連絡してもらえたので助かりました」
一生に一度の一大プロジェクトを安心して進めるには、信頼できるハウスメーカーとのマッチングは不可欠。スーモカウンターを起点に、効率よくハウスメーカーとの接点を持ち、要望を伝達することができた。Yさん夫妻のように、スムーズに家づくりのスタートを切ることも、家づくりを成功させる要素の一つといえそうだ。
取材・文/阿部 省子 写真/photo office forte(河波 隆博)
- DATA
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建築会社 パナソニックホームズ株式会社 土地面積 269.23㎡ 延床面積 115.84㎡ 建築費 3500万円台 間取り 3LDK 世帯構成 夫(30代)妻(30代)長女(小2)次女(3歳)
- スーモカウンターで受けたサービス
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カウンター店舗 スーモカウンターイオンモール筑紫野店 紹介された建築会社数 4社 受けたサービス 個別相談