フリーコール
0120-070-091
携帯・PHSからも通話料無料
9:00〜21:00
毎日受付

スーモカウンター注文住宅のサービスをご利用いただいて建てたお住まいの
実例を中心に、注文住宅のノウハウをご紹介します。

福井県で注文住宅を建てるときのポイントを解説!建築会社探しのヒント

北陸地方の最南端に位置する福井県。一般財団法人日本総合研究所が主催する「全47都道府県幸福度ランキング2022年版」では総合1位となり、共働き世帯率も国内トップの地域です。2024年3月には北陸新幹線の金沢 ― 敦賀間が開通し、東京・大阪・名古屋など主要都市への移動が便利になりました。

若いファミリー世代にも人気の福井県ですが、豪雪地帯であるため家を建てるときには配慮したほうがよいポイントがいくつかあります。ここでは、エーシンホームの関耕一郎さんのお話をもとに、福井県で新築の注文住宅を建てるときの費用相場やエリアごとの土地の価格相場、注意したいポイントなどを紹介します。

 

福井県で注文住宅を建てるときの費用相場や敷地面積は?

【フラット35】利用者調査(2022年度)の「地域別都道府県別主要指標」をもとに、福井県で注文住宅を建てるときの費用相場を紹介します。

注文住宅の建設のみの場合と、土地を購入して注文住宅を建てた場合(土地付き注文住宅)では費用相場が異なるため、それぞれ紹介します。

注文住宅の費用相場(土地あり、土地なし)

注文住宅費用相場(土地あり)

福井県における、土地代を含まない注文住宅の建築費用相場は3483.6万円です。

注文住宅の費用相場(土地なし)

福井県の土地なしで注文住宅を建てるときの費用相場は、建築費用3267.5万円、土地取得費用840.5万円です。

土地ありで注文住宅を建てる場合のほうが、建築費用に約216万円ほど多くかけていることが分かります。

  福井県
注文住宅(土地あり) 3483.6万円(建築費)
注文住宅(土地なし) 3267.5万円(建築費) 840.5万円(土地取得費)

平均敷地面積

【フラット35】利用者調査(2022年度)の「地域別都道府県別主要指標」によると福井県で注文住宅を建てるときの平均敷地面積は290.7㎡(約88坪)です。

家の模型の写真

土地面積が80坪以上あれば4〜5人家族が暮らせる家が建築可能(画像/PIXTA)

福井県で家を建てるときの土地選びのポイントは?

土地探し、みんなどうしてる?

福井県では、親が所有する土地を譲り受けたり、実家の一角に家を建てる人も珍しくありません。そういった場合は土地探しの手間を省くことができます。

また、新たに土地を探す場合も、夫や妻のいずれかの実家に近い場所に家を建てる人が多いようです。首都圏と比較すると広い土地も見つけやすく、建築会社や不動産会社に相談して数カ月以内に理想の土地が見つけられることが大半です。

「少子化の現代、福井県内では子どもが少ない地域と多い地域の差が出てきているように感じます。新しい新興住宅地(大きな分譲地)付近は子育て環境が充実していて、周りに同じ世代の子どもがたくさんいることもファミリー層にとって魅力といえます」(関さん、以下同)

福井県で注文住宅を建てるときのポイントは?

高断熱・高気密の家にする

「福井県の気候の特徴に、冬の寒さと夏の暑さが厳しいことが挙げられます。そのため、建物の断熱性を高めることが快適な住まいづくりのポイントになります。国土交通省が制定している断熱等級は7段階に分かれていますが、福井県で家を建てるときは最低5以上をおすすめしています。グレードの高い断熱材を採用したり、断熱材の厚みを増やしたりすることで建物の断熱性は上がります。単に数値だけでなく、その暖かさがいつまで続くのかも確認が必要です。また、トリプルサッシなど高断熱サッシも有効です」

厚生労働省の人口動態統計(2014年)によると、福井県の冬季死亡増加率は全国13位。断熱性の低い家では、温度差が原因で発生するヒートショックのリスクも高くなるので注意が必要です。

「また、福井県は全国的に見ても湿度が高い地域です。結露やカビ問題は家の気密性を高めることで予防でき、特に内部結露は建物寿命を縮めます。外壁の通気対策や壁の中に湿気を通さないなど工法にも工夫が必要です」

高気密高断熱の家のイラスト

高気密・高断熱の家は寒さや暑さ、湿度の影響を受けにくい(イラスト/坂本伊久子)
高気密・高断熱の家についてもっと詳しく→高気密・高断熱の家ってどんな家? 断熱性能やメリット、デメリットを徹底解説

豪雪地帯では積雪対策を

「福井市の市街地などでは特別な積雪対策は必要ないかと思いますが、大野市や勝山市、池田町、南越前町など特別豪雪地帯に定められている地域では積雪対策の工夫が必要になります。雪が積もらないように屋根の勾配を調整したり、駐車場にロードヒーティングを設置したほうがよい場合もあります。また、屋根から落ちた雪や、雪かきで集めた雪を溜めておくためのスペースが敷地内に必要になるため、広めの土地を購入したほうがよいでしょう」

雪かきをする人のイラスト

たくさん雪が降る地域では、家づくりの際に積雪対策まで視野に入れる必要がある(イラスト/坂本伊久子)

カーポートやインナーガレージを設ける

「福井県では1人1台の車生活をしている家庭が大半です。必要な駐車場のスペースを確保すると同時に、カーポートやインナーガレージがあると悪天候のときに濡れずに車を乗り降りでき、車の劣化・汚れ防止の効果があります。福井県は雨と雪の日が他県よりも多いので、ほとんどの方がインナーガレージやカーポートを希望されます。建築コストを抑えたい場合はインナーガレージよりもカーポートのほうがおすすめです」

カーポートのある家の写真

カーポートがあると暮らしも便利になる(画像提供/エーシンホーム)
インナーガレージについてもっと詳しく→インナーガレージのある家を建てたい!建築時のポイントを徹底解説

地震などの災害を考慮した家にする

「福井県は地震のリスクが高い地域です。そのため福井で家を建てる方の大半が住まいの耐震性を重視しています。大きな地震によるダメージを繰り返し受けることを想定すると、耐震等級だけで建てるのではなく、制震ダンパーなどを装備し繰り返しの地震に耐えられる建物を建てる事が安全に繋がります。倒壊しない事も大事ですが、住み続ける事がもっと大事なことだと考えています。もちろん最高位である耐震等級3はあったほうが安全といえます」

耐震等級3は災害復興の拠点となる施設に求められる基準です。
家の構造によっても耐震性は変化するため、依頼する建築会社とよく相談して建物の仕様を決めましょう。

「最近は蓄電池を希望する方も多いです。蓄電池があると災害時に電気が止まってしまってもしばらくは溜めておいた電気を使うことができます」

2024年1月には能登半島で大きな地震が発生しました。地盤の悪さは住宅倒壊の原因にもなるため、家を建てる前にはハザードマップで土地の状態を調べておきましょう。必要に応じて地盤改良を行うことを推奨します。

また、高低差がある土地や土砂崩れのリスクがある土地では擁壁工事が必要になります。その際に工事費用がかかるため注意しましょう。

地震などの災害を考慮した家の模型

地震に強い家を建てることで将来も安心して暮らし続けることができる(画像/PIXTA)
耐震等級についてもっと詳しく→耐震等級3は必要? 後悔しない家づくりで知っておきたい耐震の基準とは
ハザードマップについてもっと詳しく→ハザードマップとは? 安心な住まいを買う、建てる、借りるために知っておきたい見方や使い方
地盤改良についてもっと詳しく→地盤改良ってどんな工事をする? 費用は? どんなときに必要?

屋内で洗濯物を乾かせる設備を設ける

「福井県は年間を通して降水日数が多く湿度も高いため、外に洗濯物を干してもなかなか乾きません。屋内で洗濯物を乾かすことができるサンルームやランドリールーム、浴室乾燥機などの設備があったほうがよいでしょう」

家事動線のイラスト

サンルームをつくる場合、洗濯機やクローゼットとの動線を短くすると家事効率が上がる(イラスト/坂本伊久子)
サンルームについてもっと詳しく→サンルームを注文住宅でおしゃれにつくるには?建築時のポイントや費用相場を解説

太陽光発電だけでなく蓄電池の導入も検討する

「北陸では太陽光発電を導入しても不利ですよね?とお客さまからよく質問があります。実は、東京と比べても発電量の差は概ね-4%と微差です。理由は、平均気温が東京よりも低く福井県の方が発電効率は高いためです。降雨・降雪時に発電量は減りますが、年間のデータを東京と比較すると差はごくわずかです。また、雪が降ってもパネルから滑り落ちるため基本的には太陽光発電の妨げにはなりづらいです。

 

ただし、日中に発電した電気を使用しようとしても福井県は共働き率が全国的に高いため、発電した電気を有効活用できないのが課題点といえます。そういった事情から、太陽光発電だけでなく蓄電池の導入を検討する方が増えてきているのかもしれません」

 

気温が高いほうが効率よく太陽光発電ができるのでは? と感じる方もいるかもしれませんが、実はパネルの表面温度が25℃くらいのときが最も発電効率が高く、それ以上の温度になると効率が下がってしまうのです。そのため、平均気温が低い福井県は太陽光発電の設置に適しているといえます。

太陽光発電システムの載った家のイラスト

太陽光発電は天候に左右されるため、晴天が少ない地域では期待する効果が得られない可能性もある(イラスト/坂本伊久子)

県産材を活用したふくいの住まい支援事業(新築)の活用

福井県内の建築会社に依頼し、福井県産材を使って居住用の住宅(建売住宅も含む)を建てる場合に、最大50万円の補助金が支給されます。使用する県産材の種類や量にも諸条件があるため、建築会社の担当者に確認してみましょう。

家に使われる木材の写真

建物にどれだけ県産材が使用されているかは、給付の要件に関わってくる(画像/PIXTA)

太陽光発電についてもっと詳しく→太陽光発電を一戸建てに導入する費用の相場、費用対効果、メリットデメリットなどをプロが分かりやすく紹介

土地探しについてもっと詳しく→注文住宅のための土地探しのコツ。建てられる家の広さの計算方法も解説/注文住宅・土地探しマニュアル#6

建築会社を幅広く探す

「せっかく注文住宅を建てるのですから、希望をかなえてくれる建築会社に出合うことが大切です。得意なことや費用相場は建築会社により異なるため、ぜひ複数の会社を比較検討してみてください」

全国にあるスーモカウンターでは、福井県の建築会社を紹介することができます。福井市の福井エルパの中にもスーモカウンターがあるので、注文住宅を検討している人はぜひお立ち寄りください。

福井県内のスーモカウンターを見る

打ち合わせをする人の写真

建築会社によって得意分野は異なるので、契約する前にいくつかの会社を訪問してみるとよい(画像/PIXTA)

【実例】共働き世帯に人気の間取りや設備

2020年の国税調査に基づく就業状態基本集計によると、福井県は共働き率が全国1位。ここからは、共働き世帯に人気の間取りや設備の実例を紹介します。

家事動線が短い間取り

水まわりの設備をできるだけ近くに配置したり、脱衣室と洗濯物干し場、ウォークインクローゼットを隣接させたり、動線をコンパクトにすることで家事が効率化されて楽になります。家事の手間が省ける間取りは忙しい共働き世帯に人気です。

水まわり設備や、洗濯・衣類収納設備を近い距離にまとめた間取図

水まわり設備や、洗濯・衣類収納設備を近い距離にまとめた間取り(画像提供/エーシンホーム)

家事動線のよい間取りについてもっと詳しく→家事動線のいい間取りをつくるコツは? 忙しい共働きや子育て中の家族は必見!

家族みんなで使えるワークスペース

家族みんなで使うことができるワークスペースも人気です。子どもの宿題や家事スペース、テレワークスペースなど汎用性高く活用できます。

ワークスペースの写真

家族全員で使えるように1階に設けたワークスペース(画像提供/エーシンホーム)

ワークスペースについてもっと詳しく→自宅にワークスペースがほしい!注文住宅の建築段階から押さえたいポイント 

大型収納

毎日掃除をしている時間がない人にとって、大型収納は強い味方。ファミリークローゼットやシューズクローゼット、玄関土間収納など大型収納があると住まいの収納量がアップし、空間をスッキリと見せることができます。

「福井県では屋外に物置を設置することも多いです。冬用のスノータイヤの保管場所として重宝します」

ランドリールームの隣に設けた大型のウォークインクローゼットの写真

ランドリールームの隣に設けた大型のウォークインクローゼット。乾燥システムのおかげで湿気の心配はない(画像提供/エーシンホーム)

ファミリークローゼットについてもっと詳しく→ファミリークローゼットのメリット・デメリットと、取り入れる際のポイントを紹介!

ファミリーロッカーについてもっと詳しく→ファミリーロッカーを取り入れたい!注文住宅で便利におしゃれに導入するヒント

物置についてもっと詳しく→おしゃれな物置を設置しよう! 庭の屋外収納のコツは? DIYできる?固定資産税はかかる?

移住者必見 人気エリアの特徴と土地価格相場は?

福井県で人気エリアの土地の価格はどれくらいなのでしょうか?

参考値として、注文住宅の費用相場と延床面積を紹介します。

 

福井県

全国平均

東京都

建築費用相場(土地あり)

3483.6万円

3715.2万円

4352万円

建築費用相場(土地なし)

4108万円(建築費用3267.5万円/
土地取得費用840.5万円)

4694.1万円(建築費用3194.6万円/
土地取得費用1499.5万円)

6622.9万円(建築費用2960万円/土地取得費用3662.9万円)

平均敷地面積

290.7㎡(約88坪)

321.7㎡(約97坪)

144.5㎡(約44坪)

では、福井県で人気のあるエリアの特徴と坪単価を紹介します。    

※2024/5/1時点のデータです。
※表示している相場価格は「SUUMO」の過去・現在の掲載情報を元に、独自のロジックによって算出しています。
※表示している相場価格は住居専用以外の用途地域(商業地域や工業地域など)も含めた情報を元に算出しています。
※土地の価格は用途地域・古家の有無・前道の幅・土地の形状などさまざまな要素の影響で変動する可能性があります。
※都市計画法による用途地域により、同じ条件でも相場が異なることがあります。

福井市

福井県の県庁所在地である福井市は、海や山へのアクセスがしやすく夏は海水浴、冬はスキーやスノーボードなどを楽しむことができるエリアです。市の中心地には商業施設が充実しており都市環境と自然環境どちらのよさも享受できます。

「若い世代に人気なのは、福井市北部の森田エリアです。福井市による区画整理が行われ、街の発達と共に公園や保育園が増え、子育て環境も整っています。福井県最大のショッピングモール方面にも新しく橋がかけられ、交通の利便性も高いです。土地の価格が安く抑えられるのも魅力です。森田以外の福井市中心部の人気エリアは、土地の価格が高い傾向にあります」

福井市の平均坪単価は17.1万円/坪です。

恐竜のモニュメントの写真

福井県内では恐竜の化石が数多く発掘されており、JR福井駅前には恐竜のモニュメントが設置されている(画像/PIXTA)

鯖江市

鯖江市は眼鏡・繊維・漆器の三大地場産業で栄える、ものづくりの街です。鯖江市では市民主役条例を制定し、市民が主役となるまちづくりを進めています。市の公共事業の一部を市民団体等が担う「市民主役事業」を積極的に創出したり、学生たちが地域住民とともにまちづくり活動を行うなど、市民が主体となって自分たちの住む環境を整えているのが特徴です。

「鯖江市で人気の新興住宅地エリアを2つ紹介します。1つめは北部の水落エリア等です。国道8号線や私鉄の駅も近く、商業施設も充実し生活利便性の高さが魅力といえます。2つめは南部の上鯖江・住吉エリアです。ハピラインふくい線鯖江駅や私鉄駅が近いため、出張や福井市への通勤通学にも便利です。2つのエリアの中心には、つつじ祭りでも有名な西山公園があり、週末は子供連れの家族で賑わっています」

鯖江市の平均坪単価は11.8万円/坪です。

鯖江駅前の写真

鯖江市は全国的に有名な眼鏡の産地(画像/PIXTA)

坂井市

福井県北部に位置する坂井市。2006年に三国町・丸岡町・春江町・坂井町が合併して誕生した、福井市に次ぐ県内第2の規模の街です。子育て支援拠点や保育所、放課後児童クラブなどが充実し、「子育てがしやすい市」として30〜40代のファミリーに人気のエリアです。

「坂井市内の春江町は中心部にハピラインふくい線の駅(春江駅)があり、福井市への通勤通学にも便利になっています。2007年には若い世代の増加に伴い、新しい小学校が開校しました。商業施設や大きな公園、図書館などがあり、子育て環境にも恵まれています」

坂井市の平均坪単価は7.8万円/坪です。

公園の写真

科学館や公園など子どもたちの遊び場も多い(画像提供/エンゼルランドふくい)

越前市

伝統産業からハイテク産業まで幅広い産業で栄える越前市。歴史を感じる寺社仏閣や、コウノトリを呼び戻すプロジェクトを実施している里山など市内でさまざまな景観を楽しむことができます。
北陸新幹線延伸に伴い新たに「越前たけふ駅」や道の駅も誕生し、今後ますますの発展が期待されているエリアです。

「越前市の中でも特に人気なのが、村国・国高エリアです。国道8号線へのアクセスも良く、周囲には商業施設も充実、新興住宅地として現在も発展を続けているエリアになります。土地の価格が安く抑えられるのも魅力です。新幹線の駅の「越前たけふ駅」も程よく近く、駅の近くには村田製作所の「セラミックコンデンサ研究開発センター」が2026年4月に設立予定です。社員のベッドタウンとしても期待されている地域です」

越前市の平均坪単価は10.5万円/坪です。

越前市の新幹線停車駅の写真

越前市の自然豊かな環境の中に誕生した新幹線の停車駅(画像/PIXTA)

福井県に家を建てるときに利用できる補助金・助成金

移住支援金(東京圏型・全国型)

福井県の一部の市町村では福井県に移住する人を対象に東京圏型の移住支援金、または全国型の「U・Iターン移住就職等支援金」を交付しています。東京圏型の場合、交付金は世帯100万円、単身60万円と定められています。18歳未満の世帯員を帯同する場合は最大100万円が加算されます。支給要件は市町村ごとに異なるため、移住前に各自治体の窓口に相談しましょう。
福井市や鯖江市など一部の自治体で実施されている、全国型の「U・Iターン移住就職等支援金」は、当該の市町村で就業や起業などをすると支援金が支給される制度です。給付の要件や金額は自治体ごとに定められています。

福井県の自然の写真

東京圏から福井に移住を検討している人は、移住支援金情報もチェックするとよい(画像/PIXTA)

エリアごとに雰囲気が異なるため移住前によくリサーチする

「福井県内には地域住民同士の繋がりが深いエリアもあれば、単身者や移住者に人気のエリアもあります。地縁や土地勘の有無、住む人の価値観によって暮らしやすさの指標は異なるかと思います。土地探しから家づくりをスタートする場合は、各市町村の特徴を比較したうえで、ライフスタイルや価値観に合うエリアを選んだほうが後悔しにくいと思います」

市街地と田園地帯を思い浮かべる人のイラスト

若い世代が多い市街地からのどかな田園地帯まで、市区町村ごとに雰囲気はさまざま(イラスト/坂本伊久子)

スーモカウンターを利用して便利な家を建てた先輩たちの実例

ここからは、スーモカウンターを利用して満足度の高いマイホームを建てた先輩たちの実例を紹介します。ぜひ家づくりの参考にしてください。

【Case1】設備や間取りにこだわった住み心地のよい家

住んでいたアパートで暑さや寒さ、結露といった問題に悩まされていたTさんは、快適さを求めて注文住宅を建てることにしました。スーモカウンターを利用して建築会社を紹介してもらい、好きなメーカーの設備を選ぶことができ、話しやすい人柄の担当者だった会社に依頼することに。玄関から手洗い場までの動線や、寝室横に設けたサンルームなど間取りや設備にもこだわり、断熱性も高くてエアコンの効きが良い、心地よく暮らせるマイホームになりました。

Tさん宅の注文住宅実例

寝室横に設けたサンルーム。引き戸を閉めて洗濯物を隠すことができる(写真/本美安浩)

この実例をもっと詳しく→
快適な暮らしを叶える性能と立地を重視。動線にもこだわった自由設計の家

【Case2】予算内で理想の平屋を建てられる建築会社に依頼

結婚式の準備と家づくりを同時進行しようと決めたDさん夫妻。趣味を楽しむことができるガレージ付きの平屋を希望し、建築会社選びをスタートしました。住宅展示場を見て回ったものの平屋の価格を比較検討することを難しく感じ、スーモカウンターへ足を運ぶことに。予算に合わせて平屋を建てられる建築会社を7社紹介してもらい、その中で特に提案力の高い1社と契約しました。理想通りのガレージ付きの平屋が完成し「やはり平屋はいい!」と大満足です。

Dさん宅の注文住宅実例

休日にはリビングでくつろぎながら愛車を眺めている(写真/本美安浩)

この実例をもっと詳しく→
自慢のインナーガレージ付き!外観にもこだわった、三角屋根が連なる平屋の家

【Case3】効率よく建築会社を探し、共働き一家が暮らしやすい住まいに

共働きで3人の子どもを持つOさんは、家づくりを効率的に進めるためにスーモカウンターを利用しました。夫婦共に多忙なため、ある程度厳選したうえで建築会社を訪問したいと希望。予算に見合うハウスメーカーや工務店を3社紹介してもらい、効率よく会社選びを行いました。
エリアの気候や特性に応じた性能を確保できる地元密着の工務店に依頼し、生活動線や家事動線にこだわった住まいが完成しました。

Oさん宅の注文住宅実例

よく料理をする夫の身長に合わせてキッチンは高めに設定した(写真/ご本人)

この実例をもっと詳しく→
共働きで3人の子育て中。多忙な中での家づくりはタイパ&コスパを重視

福井県で注文住宅を建てるときに押さえるべきポイント

最後に、福井県で注文住宅を建てるときに押さえるべきポイントを関さんに伺いました。

「福井県は気候に特徴がある地域のため、断熱性や気密性を考えた家づくりをすることが基本です。また、地震や積雪の事情も踏まえ、家族が安心して長く住むことができる設計をおすすめします。福井県内にもさまざまな建築会社がありますので、ぜひよく比較したうえで予算やデザインなどの希望に合った会社を選んでください」

スーモカウンターに相談してみよう

「福井の土地探しから手伝ってくれる建築会社はどこ?」「予算内で家事動線便利な家を建てられる?」など、住まいづくりについて疑問や悩みがある人は、ぜひスーモカウンターに相談を。スーモカウンターでは、お客さまのご希望を伺ったうえで、かなえてくれそうな依頼先を提案、紹介します。

無料の個別相談のほか、「はじめての注文住宅講座」や「ハウスメーカー・工務店 選び方講座」など、家づくりの段取りや会社選びのポイントなどを学べる無料の家づくり講座も利用できます。ぜひお問い合わせください。

取材協力/関耕一郎さん

エーシンホーム

文/佐藤 愛美(りんかく) イラスト/坂本伊久子