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新築で取り入れたい「収納アイデア」を実例で紹介!失敗しない収納計画とは?

これから新築を建てようと計画している方の中には、どのように収納スペースを設ければいいか、悩んでいる方も多いでしょう。収納計画をしっかり立てておかないと、実際に住んでみたら「収納が不足している」「使い勝手が悪い」などと不満に感じてしまうかもしれません。このような失敗を回避するためにも、間取りを考えている段階から収納スペースについても考慮する必要があります。

そこで今回は、新築時に知っておくべき収納の考え方から、間取り別の収納アイデアまで詳しく解説します。また、実際に収納を工夫して快適な暮らしを実現した方の実例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

家づくりでこだわった点として「収納」に関する項目が上位にランクイン

家づくりの先輩たちに「家づくりでこだわった点は?」というアンケートを実施したところ、結果は下記のとおり。「間取り」に次いで、2位に「収納量」がランクインしており、さらに7位に「収納方法」が挙げられました。

後から買う収納家具と違い、家の造り付け収納は、家を設計する段階での綿密な計画が必要な部分です。それだけに「収納」は家を建てる人にとって大きな関心事といえそうです。

家づくりでこだわった点は

家づくりで「こだわった」点として「収納量」が2位に、「収納方法」が7位にランクイン

ところが「収納」は「失敗した」と不満に感じている人も多いポイント

もうひとつ、興味深い調査結果があります。家づくりの先輩たちに、建てた家に実際住んでみて「もっとこうすればよかった」「失敗した」など不満に感じている点について聞いてみたところ、結果は下記のとおりでした。「収納が足りない」が2位と上位にランクインしたのです。

つまり収納は、建てる前と建てた後の落差が大きいポイントのようです。プランニング段階で「こだわった」という人が多い半面、その家に実際住んでみたら「失敗した」「もっとこうすればよかった」などと不満に感じている人も多いです。最も注意すべきポイントといえるでしょう。

家づくりで失敗したと不満に感じる点は

家づくりで失敗した点として「収納が足りない」が2位にランクイン

そもそも新築の家に必要な収納はどれくらい?

新築の間取りを考える際に、どれくらいの収納スペースを用意すればいいか迷いがちです。一般的に収納をどれだけ用意すればいいかを判断する目安として「収納率」が使われています。収納率は家全体の面積のうち収納が占める比率を示したものです。計算式は収納面積÷延床面積×100で求められます。

一戸建て住宅の場合、収納率の目安は12~15%です。延床面積の12~15%といっても想像がつきづらいかもしれませんが、例えば30坪の家に約10㎡(約5.5畳)の収納スペースを用意する場合、以下のように振り分けられます。

  • 寝室のクローゼット:1畳
  • 子ども部屋のクローゼット:1畳×2部屋
  • 玄関のシューズクローク:0.5畳
  • キッチンのパントリー:1畳
  • 納戸:1畳

振り分けは家族のライフスタイルや使い方によって異なりますが、収納したいものと合わせて考えてみると、どれくらいの収納が必要になってくるかが見えやすくなります。

ただし、収納率は面積だけで計算しており、高さは考慮されていません。例えば同じ面積であっても天井まで高さがある棚と腰高までの棚では、収納量が倍近く違ってきます。そのため、収納率を参考に収納スペースを増やしたにもかかわらず、思ったより収納できるものが少ないケースもあるので注意が必要です。

新築収納計画で知っておきたい基本的な考え方

新築の収納計画を考える際に、収納の基本的な考え方がわかっていないと収納で失敗する可能性が高まります。そこで、新築の収納計画を立てる前に知っておきたい考え方を紹介しましょう。

家族構成と子どもの成長を考慮する

新築の収納計画を立てる上で、まず考慮したいのは家族構成と子どもの成長についてです。夫妻2人の場合と子どもが1人以上いる場合では、必要となるものの量も変わってきます。現在は夫妻2人でも、将来的に出産を考えているのであれば子どもも含めて間取りや収納計画を考えることが大切です。

また、子どもが成長すると持ち物も増える傾向にあります。現在は就学前でそこまで多くの持ち物がなかったとしても、今後中学、高校と進んでいくと持ち物や思い出の品なども増えていくことから、あらかじめ増えることを考慮して収納計画を立てましょう。

家族のライフスタイルを考える

それぞれの家族でライフスタイルは異なりますが、それに伴い必要な収納の量なども変わってきます。例えば、在宅ワークが中心の仕事をしている方には書斎などに仕事用のものをしまっておけるスペースが必要です。家族の人数が多く、たくさん食材を用意しておきたいなら食料品を買い置きして収納できるパントリー、趣味がアウトドアスポーツなら玄関に収納できるスペースなどがあると便利です。

また、現在のライフスタイルだけでなく、変化していくことも考えて収納スペースに余裕をもたせられるようにしておくとよいでしょう。

家族の動線を意識する

自宅のどこに収納スペースを設置するかを決めるときは、家族の動線を意識してみましょう。家族の生活動線上に収納スペースを確保することで、使いやすさが増します。

例えば玄関にシュークロークを設置することで、来客用と家族用の動線が分かれ、靴や荷物をしまいやすくなります。玄関を出入りするときも混雑を防げるので便利です。家族の動線を意識して収納スペースを確保すると、家事動線の効率化にもつながります。

床面積に対する収納の割合を計算する

新築の収納計画でどれくらいの収納スペースを確保すればいいのか迷ってしまう方も多いはずです。収納量を考える場合、床面積に対する収納の割合を計算してみましょう。上記でも紹介したように、一戸建て住宅で目安となっているのは延床面積の12~15%です。

ただし、これはあくまで目安であり、家族や収納するものによって決める必要があります。現在の収納量も加味しながら、収納スペースの基準を考えてみましょう。

使用する場所と収納を近くに配置する

整理整頓しやすい家にするためには、使用する場所と収納を近くに配置することが大切です。例えば寝室には着替えを収納できるクローゼットや、季節ものの寝具を片付けられる棚などがあると便利です。また、洗面所には浴室や洗面台を掃除するためのアイテムをしまっておける棚があると、すぐに取り出して掃除もしやすくなります。

このように、使用する場所と収納を近くに配置することで、使いやすさもアップします。計画を立てる際には間取りを書き出し、その部屋で使うものをリストアップして収納場所をどこにするか決めましょう。

必要以上に収納を増やしすぎない

新築の収納計画を立てる上で陥りがちなのが、収納をつくりすぎてしまう点です。新居の広さには限界があり、収納スペースを増やせばその分居室のスペースが狭くなってしまいます。また、収納スペースは使用目的が収納だけに限られてしまうことから、他の用途では使いにくい点にも注意が必要です。

収納を増やしすぎてしまうと、せっかくの収納スペースも持て余してしまったり、設計する場所によっては使い勝手が悪かったりする場合もあるでしょう。さらに、収納スペースが広いことでかえってモノが増えてしまい、最終的に収納スペースが圧迫される可能性もあります。収納はあると便利ですが、必要以上に増やしすぎないように気をつけましょう。

収納を使用する際の注意点

新築の収納スペースを決めるとき、使い方についても考える必要があります。ここで、収納を使用する際の注意点も改めて確認しておきましょう。

簡単に出し入れできるようにする

収納するものは「頻繁に使うもの」と「たまにしか使わないもの」に大きく分けられます。このうち、頻繁に使うものに関しては収納してもすぐに取り出して使う機会が多いため、簡単に出し入れできるように工夫することが大切です。例えばキッチンでスプーンや箸などのカトラリーを収納する際は、すぐに取り出せるよう手元付近の引き出しにしまっておくと便利です。

また、モノの定位置を決めるときにあまり細かく分けてしまうと、片付けが面倒になりやすく、結局元の場所に戻さなくなることも考えられます。なるべく簡単に出し入れできて収納しやすいように、収納スペースを確保すると使い勝手もよくなるでしょう。

収納スペースをモノでいっぱいにしない

収納スペースがあっても、モノでいっぱいになってしまうと必要なときに取り出しにくくなってしまうこともあります。取り出しにくいということは片付けもしにくい状態にあるといえるので、元の場所に戻すのも面倒に感じてしまうでしょう。

新築で収納スペースを考える場合、今あるものだけでなく、将来的に増えていくことも考えることが大切です。収納スペースをモノでいっぱいにしないために、多くのスペースを確保しておくか、もしくは少しずつモノを減らしてスペースに余裕をもたせられるようにしましょう。

どの収納に何がしまってあるか把握できるようにする

新築にたくさん収納スペースを設けたとしても、どの収納に何がしまってあるか把握しておかないと片付けもできません。また、自分だけが収納を把握しても、家族みんながわかっていなければ自分が不在のときに片付けられなくなってしまいます。

このような状況にならないためにも、家族が覚えやすいように収納場所を決めるのがオススメです。また、収納スペースを一目見てもどこに何があるかわかりにくいときは、収納ボックスにラベリングなどを施して、わかりやすいように工夫しましょう。

新築時の収納アイデアを間取り別に紹介!【SUUMO編集部】

家族構成やライフスタイルなどが異なると、収納の悩みも異なってきます。快適な暮らしを実現させるためにも、家族に合った収納アイデアを取り入れることが大切です。そこで、ここからは新築時に使える収納アイデアを間取り別に紹介します。紹介した中から家族の暮らしに合うものを取り入れてみましょう。

玄関

玄関は靴だけでなく、傘やアウトドア用品、子どものおもちゃまで、意外と収納不足を感じやすいスペースです。子どもが多い家庭であれば、シューズボックスを設置するよりも、大容量の収納を確保できるシューズインクロークを設けるのがオススメです。シューズインクロークなら靴以外も収納しやすく、すっきりとした玄関をキープできます。
また、玄関近くにハンガーラックを取り付けてジャケットやコートなどの上着を収納できるスペースをつくっておくと、外出する際に便利です。花粉をリビングなどに入れたくない場合にもオススメです。

廊下

廊下や階段ホールなどに収納スペースを設けると、家事の途中でも移動しながらアイテムを取り出しやすくなります。例えば廊下の途中にファミリークローゼットを設置することで、わざわざ洗濯物を各部屋に持っていかずに済みます。

1方向だけでなく、複数の方向からアクセスできるようにすれば、ウォークスルークローゼットとして回遊性も高まるでしょう。きちんと目隠しできるように、扉やブラインドを取り付けておけば、来客時も安心です。

また、廊下の壁一面を収納棚にすることで、多くのアイテムを収納できるようになります。例えば廊下に壁一面の本棚を設置すれば、まるで書店や図書館を訪れたような空間も演出できます。

リビング

家族が集まるリビングはできるだけすっきりとした空間を保ちたいものの、ついモノが増えてしまう場所でもあります。そのため、リビングは広い居住空間を確保しつつ、モノを隠せる収納をつくるのがオススメです。例えばラックや収納棚を設置するよりも、造作の壁面収納や床下収納をつくることで、空間を圧迫せず収納スペースを確保できます。

また、リビングに小上がりやロフト、階段を設置する場合、デッドスペースになりやすい下部分を収納スペースとして活用するのもよいでしょう。

キッチン

食器類や調理器具、家電製品、食材など、多くのものが集まるキッチンは収納スペースを多くつくるだけでなく、使い勝手を良くすることも大切です。例えばつり戸棚は、高い位置に設置されていて収納していたものを取り出しにくく、結局使わなくなってしまうケースも少なくありません。システムキッチンの収納に加え、キッチンカウンターの下にちょっとした収納棚を設けたり、キッチンの壁面に手が届く範囲で収納棚を設けたりすることで、使い勝手もよくなり家事効率がアップします。
また、大容量の収納スペースとしてパントリーの設置も検討してみましょう。ウォークインタイプのパントリーなら、食材のストックや大きな食器・鍋の収納もしやすくなります。

洗面所

洗顔や身支度、脱衣所や洗濯機置き場のあるスペースとしても活用される洗面所は、用途が多い分、収納するものも多くなってしまいます。また、収納スペースが不足してしまうと、ごちゃごちゃした空間になりやすいです。きれいな洗面所をキープするためにも、収納は多めに確保しておきましょう。

身支度を整えるためのアイテムは、収納量の多い洗面化粧台を取り入れることで解決します。また、洗面所にタオルや着替えなどを収納しておけるスペースがあると、洗濯物を片付ける際にも便利です。お風呂から上がったらそのままタオルや着替えを使えるので、使い勝手もよくなります。

寝室

寝室には寝具や洋服などを収納しておけるように、約1畳のクローゼットを設置するケースが多いです。もし収納するものが多かったり、夫妻2人で使っていたりする場合は、広めのウォークインクローゼットを設置するのもよいでしょう。広めにつくっておけば、洋服だけでなくスーツケースなどの大きなアイテムも収納しやすくなります。

もしクローゼットを設けても、どこに何があるのかわかりにくく、また扉があることで取り出しにくさを感じるのであれば、壁面を活用してオープンラックとして収納スペースをつくるのもオススメです。オープンラックならどこに何があるのか一目でわかりやすく、取り出しやすいです。お気に入りの洋服を飾り、インテリアとして活用することもできます。

子ども部屋

子どもはモノが多くなりがちです。例えばおもちゃや勉強道具、学校でつくった作品、部活で使うアイテムなどもあります。とにかくモノが増えやすいことから、ちょっとした収納スペースをつくってもすぐに埋まってしまうでしょう。そのため、子ども部屋やその近くに収納スペースを設けるのがオススメです。

ただし、子どもが成長したときのことも考え、居室のスペースもしっかりと確保しておく必要があります。収納スペースをたくさんつくりすぎたことで居室空間が圧迫されてしまうようなら、ファミリークローゼットを設置して家族の洋服をまとめて収納できるようにするのもよいでしょう。

階段下

デッドスペースになりやすい階段下を活用して、収納スペースをつくるのもオススメです。来客時にあまり見られたくない掃除用具などをしまっておきたいときも、階段下に収納スペースをつくることで解決します。

リビング階段の場合は、棚を設置することで“見せる収納”にするのもよいでしょう。階段下に奥行きが生まれるため、リビングをより開放的な空間に演出することもできます。
スケルトン階段の場合は壁で囲まれていないため、壁付けで棚を設置すると収納力がアップします。

小屋裏・ロフト

天井裏の小屋裏やロフトを収納スペースとして活用するのもよいでしょう。小屋裏やロフトは高さがないものの、造作で収納棚を設置すればたくさんのモノを収納できるようになります。特に頻繁に出し入れしない季節家電(扇風機やストーブなど)やスーツケースなどを収納できるようになれば、普段使っているクローゼットのスペースも節約できるでしょう。

小屋裏やロフトを収納スペースとして活用する際には、収納だけのスペースにする場合でも断熱対策や換気対策を行うようにしてください。また、荷物の出し入れがしやすいように照明の取り付けやコンセントを設置しておくのもオススメです。

実例紹介*収納に工夫して、便利で快適な暮らしを手に入れた先輩たちの家を見てみよう

収納量だけでなく、動線に沿った収納場所など、ライフスタイルに合った収納計画を立てるのが理想的。家族に合った収納計画で、大満足の暮らしをかなえた実例を紹介します。

実例1:全居室に収納、リビングと寝室に大型ウォークインクロゼットを

以前住んでいたマンションの収納に限界を感じたことがきっかけで、マイホーム建築を思い立ったSさん。一番のこだわりは「収納量を確保すること」でした。全居室に収納を備え、リビングとファミリーリビングと主寝室にはそれぞれ大型のウォークインクロゼットを用意しました」

大型ウォークインクロゼットの実例

部屋ごと収納と集中収納をたっぷりバランス良く配置することで、モノをたくさん持ちながら、すっきり暮らすことに成功しました(写真/島崎耕一)

この実例をもっと詳しく→
「部屋ごと」と「集中」のたっぷり収納で、たくさんのモノとすっきり暮らす!

実例2:玄関と洗面脱衣所の間に2WAY動線のファミリークロークを

共働きをしながら家事・育児をするHさん。一歩でもムダな動きを減らしたいと考え、玄関・洗面脱衣所の間にファミリークロークをつくることに。「汚れたものはすぐに洗濯機に入れられるし、洗濯をした後もその場で畳んで片付けられるようになりました」

ファミリークロークの実例

仕事から帰ると、妻は玄関からファミリークロークに直行。荷物を置いて着替えて、汚れた着替えを洗濯機に放り込み、すぐにキッチンに立てます(写真/宮田雅臣)

この実例をもっと詳しく→
忙しい毎日に2WAY動線とファミリークロークが大活躍!

実例3:ベビーカーやアウトドア用品も収納できる大型シューズクローク

「ゆったりとくつろげる家」を理想とし、くつろぐ場所と、片付ける場所をきちんと分けるプランを考えたSさん。家の顔ともいえる玄関は広めにつくり、ゴルフバッグやベビーカー、アウトドアグッズなどかさばる道具も余裕をもって収納できるシューズクロークを設置しました。

大型シューズクロークの実例

シューズクロークには、ゴルフバッグやベビーカー、アウドドア用品などかさばる道具類も靴もたっぷり収納。散らかり知らずの玄関に(写真/宮田雅臣)

この実例をもっと詳しく→
たっぷり収納ですっきり片付く、くつろぎのわが家

実例4:寝室に大型ウォークインクロゼット、玄関から直行できるパントリー

「普通に生活するよりちょっとだけセンス良く、快適に暮らしていける家を求めていました」というIさん。暮らしやすさを左右する動線にも配慮し、中で着替えのできる寝室のウォークインクロゼット、玄関から直行できるパントリーなどを設けました。

大型ウォークインクロゼットの実例

寝室のウォークインクロゼットは広くとり、中で着替えもできる空間に。玄関からキッチンへつながるパントリーは、買い出しの荷物やストック食材を運び込むのにも便利(写真/古石真由弥)

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予算と暮らしやすさ、こだわりデザインまで、新たな出会いで実現!

実例5:階段で上り下りでき、隠れ家にもなる小屋裏収納

収納が充実し、生活動線が便利な家を目指したTさん。生活の中心となる1階、2階のほか、さらにその上にも小屋裏収納を設けました。簡易ハシゴではなく階段で上り下りできるようにしたのがポイント。「行き来しやすいので、収納以外にも子どもの遊び場や大人の隠れ家としても使えそう。この空間もお気に入りのひとつで、友人にも好評です」

小屋裏収納の実例

小屋裏収納は天井の高さが1.4メートル以下なので床面積には含まれないが、居室同様の内装に窓もあり、多目的に使えそう。階段の壁は転落防止など安全性にも配慮(写真/加藤淳史)

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新生活は心にもゆとり。木を活かした温もりのあるわが家

実例6:3方向からアクセス可能なクローゼット、外出時に役立つ廊下の収納スペース

義母が所有していた土地に注文住宅を建てることになったKさんは、以前妹も利用して注文住宅を建てたスーモカウンターへ相談に行きました。同じアドバイザーの方に担当してもらい、丁寧なヒアリングによって希望をかなえてくれる建築会社を6社提案されました。紹介された建築会社と面談を行い、最終的には間取りの自由度が高く、耐震性にも優れたSE工法を採用している会社を選びます。

Kさんは耐震性に加え、快適な生活動線と収納スペースにもこだわりました。例えば2階には2つの寝室の間にファミリークローゼットを設置し、さらに廊下からも入れるようにしたことで、3方向からアクセスできるようにしています。また、廊下に収納スペースを設けてジャケットやコートなどの上着類をしまえるようにしたことで、外出する際にも出し入れしやすい動線を確保できました。

ファミリークローゼットの実例

3方向からアクセスできるファミリークローゼットは、衣類から布団までさまざまなアイテムの収納に活用(写真/八木虎造)

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耐震性と間取りの動線を重視し、開放感たっぷりの吹抜けと眺望を楽しめる屋上のある家

実例7:スキップフロアの床下収納、洋服や小物類を収納するファミリークローゼット

Cさんの新居はスキップフロアを取り入れた平屋。スキップフロアを設けたことでリビングの天井が高くなり、平屋でも開放感のある空間を実現しています。また、スキップフロアの下に5.5畳の床下収納をつくったり、ランドリールームの近くには家族の洋服や小物類を収納できるファミリークローゼットを設置したりするなど、たくさんのものを収納できるスペースを確保しています。あらかじめたくさんの収納スペースを設けたことで、居室空間をすっきりさせることができました。

理想のマイホーム実現に向けて住宅ローンを組めるか心配していたCさんでしたが、スーモカウンターで資金計画を相談しつつ、住宅購入をサポートしてくれそうな会社を提案してくれました。その結果、条件に合う土地が見つかり理想の住まいを手にできたのです。

スキップフロアの実例

スキップフロアの子ども部屋下に5.5畳の床下収納を設置(写真/伊藤トオル)

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シングルマザーが建てたスキップフロアのある平屋 家事がラクな空間で娘との時間を満喫

収納の使いやすさは人それぞれ。家族の動線に合わせて、適切な場所に設けると、出しやすく戻しやすく、散らかりにくい住まいを保つことができるといえるでしょう。家族の暮らし方に向き合い、ベストな提案をしてくれる会社を探し、快適な住まいを手に入れましょう。

<調査概要>

「注文住宅3年以内建築者調査」(リクルート調べ)

・調査協力:楽天インサイト

・調査実施:2022年8月

・調査方法:インターネット調査

・対象者:3年以内に注文住宅を建築した25歳~44歳の全国の男女

・有効回答数: 400名(うち、男性191名・女性209名)

取材・執筆/前川ミチコ