モデルハウスや建売を見学後、「注文の方がいいのでは」と気づく
以前は賃貸マンションに住んでいたOさん夫妻。2016年に入籍した後、住宅展示場や近所の建売の見学をしていたが、2017年に結婚式を挙げて以来、「家が欲しい」という気持ちが大きくなった。
「賃貸マンションでは2階に住んでいました。エレベーターがなかったので、夫が重い楽器機材を運ぶのが大変そうで……」と気遣うのは妻。
夫はギター講師で、生徒宅に出張する際の楽器などの運搬は重労働だった。
「ギターだけでなく、アンプなど重いものばかり。ほぼ毎日のことなので、ラクに家の中へ楽器機材を運び込めたらどんなにいいだろう、と考えていました」と話す。また、夫妻には「新築を機に、自宅でも生徒さんにギターを教えられるように教室を併設したい」というアイデアもあった。
ほかに、各自の居室も欲しいという希望があり、「賃貸マンションでは収納も足りない」と感じていたという。
夫妻は、愛知県や岐阜県の住宅展示場のほか、大小を問わず工務店を回り、中古物件や建売も見学した。
見学した建売を販売する工務店で、自分たちのさまざまな要望を話すと、「それなら、一から建てた方がいいのでは」と言われて「それもそうだ」と納得したという夫妻。
「ただ、資金面には不安もありました。自分は自営業で妻はアルバイトなので、どのくらいの金額でローンが組めるのかがわかりませんでした。住宅展示場で以前相談した際に、自分たちが思う建築予算を話したら少なかったようで、『その金額では、うちでは建てられません』と建築会社から言われてしまったこともあります」と夫。
二人だけでは話が進まないと考え、CMを見て知っていた「スーモカウンター」を訪ねた。
スーモカウンターで資金面や工期の目処がつき、一安心
「自宅にギター教室と、そこにつながる楽器機材の搬入口を設けたい」「収納がたくさん欲しい」「音楽好きな二人の好みにあったデザインの家がいい」と考えていたOさん夫妻。
スーモカウンターでは、アドバイザーに「自分たちの予算内で、設計やデザインの自由度が高い建築会社を希望しています」と伝えた。また夫は「自営業者なので、ローンが組めるのかどうかも知りたいです」と、不安に思う資金面についても率直に話した。
するとアドバイザーは、Oさんの年収から、すぐにローンの借入額を試算。金額や工期などの目安がわかり、「家づくりの見通しがついた」と感じた。
「自営業者なので、家の完成と確定申告の時期なども気になっていましたが、アドバイザーさんは、慣れた様子で対応してくれました。自分たちのようなケースも多く担当しているのだろうな、と感じました」
そしてアドバイザーから紹介された建築会社は、デザイン性の高い家づくりで、若い世代からも支持されている3社だった。
「紹介されたのは知らない会社ばかりだったので、スーモカウンターへ来てよかったな、と実感しました。実は、事前に家の近所の建築会社で何回か打ち合わせをしていたので、そこに決めようかと思っていました。資金面の話と、家づくりの新しい情報がわかればと、気軽に訪れたんです」と振り返るOさん。
3社と打ち合わせをすると、「どこも予算内でプランを考えてくれて、内容が良く、驚きました」と二人。その時点で、以前打ち合わせをした別の建築会社にはお断りの連絡を入れた。
そして3社の中から、スタイリッシュなモデルハウスを見て魅力を感じた2社に絞り、プラン内容について打ち合わせを重ねた。
「教室を併設するだけに、今はまだわからない要望が途中で出てくるかも」と感じたOさん夫妻は、より自由度が高い1社と契約することを決めた。
「担当者の人柄も決め手になりました。契約した会社は、初めに『一緒にいい家をつくりましょう』と言ってくれて、あれこれ要望を伝えても、『予算内でできる方法を考えます』と答えてくれました。こちらの質問に対しての返答はいつも、誠実でスピーディ。例えば、外壁について相談したときも、各素材のメリットとデメリット、コスト面についてなどを、誠実に答えてくれましたね」と夫。
「この会社は自由度の高さが良かったですね。壁紙にしても、分厚いカタログを何冊も用意して、『次までに選んで来てください』って…。自分たちで決められることが多かったので、忙しいながらも楽しめました」と妻もにこやかに話す。
並行して土地探しを行っていたOさんは、妻の実家がある市に、日当たりのいい土地を見つけた。
「土地を購入する際の交渉も、契約した建築会社が請け負ってくれたので安心でした。そして購入後は、その土地を最大限に広く使った間取りをつくってくれました」
家づくり中は、施工会社の担当者と1カ月に2〜3回は会い、打ち合わせを重ねたというOさん夫妻。「忙しかったけれど、一生に一度の家づくりなのだからと思い、力が入りました」と振り返る。
ギター教室と楽器倉庫、楽器の搬入口をつくって毎日が充実
夫妻の希望は、「黒を基調としたスタイリッシュな外観や内装と、リビングを通らず、玄関から直接生徒さんが出入りできる教室を併設すること」。その希望通り、1階にギター教室とトイレ、手洗い場をつくり、リビングは2階に設けて、デザインにも配慮されたプランができ上がった。
来客を迎える玄関正面の壁には、妻の希望で磁石がつく素材を入れた。「磁石を使えば、季節の飾りをすぐに取り替えられます。今後は、生徒さんに見てほしい掲示物などを貼ってもいいですね」とアイデアが膨らむ。
完成した家は、明るい光が差し込む2階のLDKが自慢。黒を基調に、ドアなどの建具や家具で赤を差し色に利かせた、おしゃれなOさん夫妻らしいモダンなデザインだ。リビングの床はむく材で、波打つような加工の特注品。「味のある感じ」が気に入って、建築会社を通じて取り寄せてもらったものだ。
「土地は広くないけれど、たくさんの部屋や収納ができた」と大満足の二人。2階のウォークインクロゼットには屋根裏収納があり、こたつなど季節ごとに使用する大型家具もスッキリと収納できる。
夫は、ギター教室に併設された楽器倉庫が大のお気に入り。通りに面した出入口があるので、「出張から帰ると、車を横付けしてすぐに楽器などを搬入することができます。毎日のことなので、ずいぶん体がラクになりました」と笑顔で話す。そんな夫の様子に、妻もホッとしているという。
情報が豊富なスーモカウンターには、まだ知らない情報が待っているかも
「ギター教室を併設したいという願いだけでも難度が高い注文だったと思いますが、自由度が高くやりたいようにやらせてくれた」と満足げに話すOさん夫妻。
スーモカウンターを訪れたのは初回のみで、「後は自分たちで各建築会社さんとやり取りをしていました」と話し、テキパキと行動した様子をうかがわせる。
スーモカウンターを利用して良かった点は、「希望の条件を話して紹介されたのが、知らない会社ばかりだったことです。自分たちで探すとなると、どうしても限界があり、展示場に入っている大手ハウスメーカーと、近所の工務店くらいになってしまうので。それに、紹介された会社は、どこも初回からプランが良かったんです。これは頼りになるなと感じました」と夫。
「私たちのように家づくりへの希望が多いなら、やはり注文住宅ですね。新築から中古まで、たくさんのモデルハウスや分譲住宅を見ましたが、希望に合うものは見つからなかった。注文住宅なら夢がかないます」と妻も続ける。
さらに夫は言う。「何もわからないという人はもちろん、ある程度、自分たちで情報を集めた人でも、きっとまだ知らない情報を教えてもらえると思います。自分たちに合う建築会社の紹介だけが希望で、あとはマイペースで進めたいという人も、立ち寄ってみるといいのでは」と。
妻は、「二人で進めていたときは漠然としていた家づくりでしたが、スーモカウンターを訪れてからは現実味が出て、家ができるんだという安心感がありました」と話す。




今後は、「ギター教室を充実させていきたいです」と話す夫妻。「外にはいずれ、外観の雰囲気に合う看板を出したい」などと、計画しているそう。スーモカウンターの活用で完成した理想の家を、二人の個性でどのようにバージョンアップさせていくのかが楽しみだ。
取材・文/倉畑桐子 写真/アラキシン
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土地面積 約87.59㎡ 延床面積 約99.5㎡ 建築費 1000万円台 間取り 3LDK 世帯構成 夫(35歳)、妻
- スーモカウンターで受けたサービス
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カウンター店舗 スーモカウンター木曽川キリオ店 紹介された建築会社数 3社 受けたサービス 個別相談